内視鏡支援の新製品
2025-11-01 10:32:01

内視鏡処置の新たな助手『フィンガーアシスター®』が登場

内視鏡処置の新たな助手『フィンガーアシスター®』が登場



2025年11月1日、広島県福山市に本社を置く株式会社キャステムから、内視鏡処置具の操作を効率的にサポートする補助具『フィンガーアシスター®』がリリースされました。この製品は、大阪大学大学院医学系研究科次世代内視鏡治療学の中島清一教授と、医療法人山下病院の松崎一平氏、常見麻芙氏の監修のもとで開発されました。

フィンガーアシスター®の概要



『フィンガーアシスター®』は、内視鏡処置具として用いる高周波ナイフなどの操作を簡便に行うことを目的とした補助具です。この製品は、医療現場の要望を受けて誕生し、繰り返し使用できるエラストマー素材で作られています。その設計は人間工学に基づき、熟練者はもちろん、初めての方でも簡単に操作できる特徴を持っています。ただし、これは医療機器ではありません。

製品の特徴



  • - 安定した視野の確保: 操作中も視野が安定し、スムーズに処置が行えます。
  • - 繰り返し使える: 洗浄・消毒を行えば繰り返し使用が可能です。

商品情報



  • - 商品名: フィンガーアシスター®
  • - 品番: 20-02967
  • - 発売日: 2025年11月1日(土)
  • - 価格: 9,800円(税込)
  • - サイズ: 全長62㎜
  • - 原材料: エラストマー
  • - 入数: 1袋(3個入り)
  • - 有効期限: 開封日より3年間
  • - 使用上限: 10回(使用状況により異なる)
  • - 生産国: タイ

使用方法



『フィンガーアシスター®』の使用方法は非常に簡単です。
1. 内視鏡処置具を鉗子口に通し、必要な箇所にしっかりとはめ込みます。
2. 本製品を持ち、鉗子口から約10㎜離れた位置で処置具を操作します。

使用上の注意



  • - 製品を無理に変形させないこと。
  • - 手術手順や制限を事前に理解すること。
  • - 包装や製品に異常がある場合は使用を中止すること。
  • - 操作中に製品が外れないよう、しっかりとはめ込むこと。
  • - 使用後は消毒を行うこと。

消毒方法



消毒は中性洗剤や酵素洗剤で行い、エタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒薬を使用できます。耐熱温度は70℃~90℃で、高圧滅菌はできません。

販売情報



この製品は公式オンラインショップ WELLNESSCASTEM にて購入可能で、全国一律300円の送料がかかります。

共同研究の取り組み



株式会社キャステムは、大学や医療機関と連携し、最先端の設備を利用した医療分野の研究開発に取り組んでいます。特に、大阪大学が投入するオープン・イノベーションの「プロジェクトENGINE」に協力して、臨床ニーズを基にした共同研究と商品開発を行っています。

キャステムの成り立ち



キャステムは、ロストワックス精密鋳造やMIM技術を用いて、様々な産業分野で精密部品の製造・販売を手掛けてきました。最近では3Dプリンターを活用した新たな鋳造技術にも注力しています。

公式サイト: キャステム

このように、『フィンガーアシスター®』は医療現場での内視鏡処置をサポートする革命的な補助具として、多くの期待が寄せられています。医療従事者の利便性を向上させるための技術革新がここに誕生しました。


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