株式会社こっこーが厚労省から「くるみん」認定を取得
広島県呉市に本社を構えるリサイクル業者、株式会社こっこーは、このたび厚生労働省から「くるみん」認定を受けました。これは、社員の子育てと仕事の両立を支援する活動が評価された結果です。リサイクル業界において、広島県内では初の快挙であり、今後の働き方の見本となるでしょう。
「くるみん認定」とは?
「くるみん」とは、次世代育成支援対策推進法に基づき、企業が制定した育児支援の行動計画を実施し、目標を達成した際に認定される制度です。子育て支援が充実している企業として、厚生労働大臣からもお墨付きを受けることができます。
取り組み内容の紹介
株式会社こっこーが行ってきた取り組みの一部を紹介します。
1. 時間外労働時間の削減
同社では、週1日のノー残業デーを設けるなどして労働時間の短縮を目指しています。年2回の定時退社週間も実施し、完全週休2日制を導入。これにより、2020年度から3.7%の労働時間を削減し、社員が安心して家庭に時間を割ける環境を実現しました。
2. 有給休暇の取得促進
有給休暇の取得を推進するため、半日有給休暇制度を導入。また、年に8日以上の有給取得を目標として設定しています。これにより、2020年度の有給取得率が59.2%から2023年度には76.9%にまで向上しました。
3. 柔軟な働き方への対応
在宅勤務や時差出勤制度の導入により、多様な働き方を実現しています。また、育児に伴う短時間勤務制度も整備されており、小学3年生修了まで利用可能です。この施策は、育児休業後の復職率向上に寄与しており、過去10年間での女性社員の離職率が12%という好成果にもつながっています。
企業のビジョン
株式会社こっこーは、「当社に関わる全ての人を幸せにする」というビジョンのもと、社員が安心して働ける環境作りに引き続き注力します。働きやすさと子育て支援を両立させることで、社員の能力を最大限に引き出し、企業全体の活力を高めていく方針です。
まとめ
広島県呉市の株式会社こっこーの「くるみん」認定取得は、同社の取り組みの成果を示すとともに、他の企業への刺激ともなる事例です。これからの時代、働く環境はますます多様化していく中で、子育て支援を充実させることは企業が持続可能であるための重要な要素となるでしょう。今後の展開に期待が高まります。