呉市の新ごみ処理施設
2025-09-16 12:37:21

呉市に新たなごみ処理施設が誕生へ、持続可能な発展に寄与するJFEの取り組み

呉市次期ごみ処理施設の整備運営事業



広島県呉市では、JFEエンジニアリング株式会社が新たに次期ごみ処理施設の整備と運営を受注しました。このプロジェクトは、老朽化した既存のごみ処理施設に代わる新設の焼却施設と粗大ごみ処理施設の建設を目指したものです。

事業の概要



この新しいごみ処理施設には、ストーカ方式の焼却炉が2基(115t/日)と、粗大ごみを処理する施設(36t/5h/日)が含まれています。JFEエンジニアリングは、設計・施工を手掛け、さらに20年間の運営も行います。こちらの事業は、DBO方式(Design, Build, Operate)と呼ばれる一括発注方式で進められます。

環境に優しい技術の導入



新設される焼却施設は、最新の超高温高圧ボイラを採用することで、国内の一般廃棄物処理施設の中でも最高の高効率発電が可能になります。特に、JFEエンジニアリングが独自に開発した「対向流燃焼方式」により、ごみの多様性に対応した安定した燃焼と高い発電出力を実現します。また、完全自動運転システム「BRA-ING®」も導入され、運転の効率化と安全性が向上します。

さらに、AI煙検知システム「Smoke AI」による火災対策技術を取り入れることで、リチウムイオン電池による火災を未然に防ぐ取り組みも行われます。これにより、安全性が大幅に向上し、地域住民の安心感にも寄与します。

持続可能な未来を目指して



JFEエンジニアリングは、これからも廃棄物発電プラントのリーディングカンパニーとしての役割を果たし、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みを進めます。廃棄物の有効活用を通じて、地域社会の課題解決にも寄与することを目指しています。

事業の詳細



  • - 発注者: 呉市
  • - 受注者: JFEエンジニアリング株式会社(代表企業)
  • - 工事場所: 広島県呉市広多賀谷3丁目8番6号
  • - 受注金額: 532億2240万円(税込)
  • - 設計・建設期間: 2025年9月から2030年3月
  • - 運営期間: 2030年4月から2050年3月

このプロジェクトは、呉市の環境整備と持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩です。地域住民の皆さんにとっても、より良い生活環境を提供することでしょう。引き続き、JFEエンジニアリングの取り組みに注目です。


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