叡啓大学からホバークラフトで水上交通の新時代へ
広島市中区に位置する叡啓大学より、革新的なスタートアップが誕生しました。それが、株式会社水都広島です。この会社は4年生の木村侑平さんと府川凛平さんにより、2025年3月27日に設立されました。彼らは、この新たな会社を通じて広島の水上交通を変革し、観光や物流の更なる発展に力を入れています。
ホバークラフトでの水上交通
水上交通というと、一般的には船やフェリーが想像されがちですが、株式会社水都広島が注目するのはホバークラフトです。ホバークラフトは、水面を滑るように移動するため、運航の際の波の影響を受けにくく、環境にも優しい移動手段です。彼らは広島市内の河川を利用し、観光客や地元住民の移動を支援することを目指しています。
具体的な事業内容
この株式会社が提案する事業内容は大きく3つに分かれています。
1.
ホバークラフト運航事業 では、観光やイベント、貨物輸送向けに特殊な運航サービスを提供し、定期航路やチャーター便を用意します。
2.
ホバークラフトの製造・販売事業 では、独自に開発したホバークラフトの製造と販売を行い、メンテナンスとアフターサービスも手掛けます。さらには、官公庁や企業向けにカスタムモデルの開発も行います。
3.
関連事業 では、船舶海難救助や河川・海洋土木工事、船舶関連設備の設計・販売といった多角的な活動を展開しています。
叡啓大学のベンチャー支援制度
叡啓大学は、さまざまな企業家精神を育むための支援制度を整えています。2025年4月からスタートする「叡啓大学大学発ベンチャーに係る支援制度」では、教職員や学生、卒業生に対して、特定の支援を提供します。
支援内容の概要
この制度では、以下のような支援が行われる予定です。
- - 叡啓大学発ベンチャーの称号を使用できる
- - 大学の施設や設備を利用可能
- - 登記住所を大学の施設に設定
- - 知的財産権の使用に関する優遇措置
- - 大学の広報支援
支援期間は3年間で、必要に応じて再度申請を行うことで延長も可能です。
持続可能な地域社会への貢献
このような新しい取り組みが広島の地域社会に与える影響は計り知れません。環境負荷の少ない移動手段が提供されることで、持続可能な地域社会の実現がグッと近づいてくるのです。また、刺激的なビジネスモデルが地元経済にも大きなプラスとなることでしょう。
今後、株式会社水都広島や叡啓大学の起業支援制度についての取材やお問い合わせがある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。新たに生まれた挑戦が、広島の未来を変えていくことでしょう。
叡啓大学の情報
叡啓大学の公式ウェブサイトはこちらです。