J-POWERジェネレーションサービスがSmartDB(R)を全社導入
J-POWERジェネレーションサービス株式会社は、業務のデジタル化を推進するために、大企業向けのクラウドサービス『SmartDB(R)』を全社での利用を開始しました。この導入は、約1,500名の社員を対象に行われ、業務効率化やデジタル人材の育成を目的としています。
導入の背景
J-POWERジェネレーションサービスは、電源開発株式会社(J-POWER)のグループ会社であり、幅広い事業を展開しています。最近の外部環境の急激な変化に対応するため、業務の質を維持しつつ、新たな基盤を整える必要がありました。そこで、デジタル化を促進する「デジタル推進室」が設立され、SmartDB(R)の導入が決定されました。
現場ごとに異なる業務フローやツールの利用が障害となり、デジタル化を進めるための共通基盤の必要性が強く求められました。
SmartDB(R)の効果
SmartDB(R)導入後、特に効果が表れたのは稟議業務です。従来は紙の申請によって遅延が発生していましたが、デジタル化により、申請から承認までのリードタイムが大幅に短縮され、業務効率が向上しました。これにより社内各部門でスムーズな意思決定が可能となりました。
さらに、稟議業務以外にも業務の標準化が進み、属人化を排除するような形での組織づくりも行われています。SmartDB(R)を中心に業務を集約し、全社における業務効率化を図ります。
主な効果
- - 承認時間の短縮:デジタル申請によりどこからでも即時承認が可能に。
- - 拠点横断の業務基盤:共通のプラットフォームを利用することで、一貫性のある業務が実現。
- - デジタルの民主化:現場主導の業務改善を促進。
今後の展望
今後もSmartDB(R)の利活用は広がります。火力運営に関する業務や調達、経理などの業務を含め、約100種類のアプリを開発する計画が進められています。今年度中には、SmartDB Certified Specialist(SCS)資格を持つデジタル人材を約130名育成する予定です。外部連携の拡大にも期待が寄せられています。
執行役員のコメントによれば、SmartDB(R)は業務フローとデータベースが統合されているため、アプリケーションの開発が容易で、実際に現場でもその効果を実感していると述べています。今後は全社の業務改善を一層進め、ドリーム・アーツと連携しながら「協創」の精神で取り組んでいく考えです。
まとめ
デジタル化は業務の効率性を高めるだけではなく、企業の持続可能な成長に向けた大きな一歩と言えるでしょう。J-POWERジェネレーションサービスがSmartDB(R)を通じて、どのようにデジタル文化を根付かせ、企業としての競争力をどう高めていくのか、その動向から目が離せません。