叡啓大学の下ヶ橋教授が「みんなの里海づくり支援事業」に採択
広島市中区に位置する叡啓大学で、環境に配慮した革新的な研究が進められています。その中心にいるのが、下ヶ橋雅樹教授です。彼は、このたび公益財団法人国際エメックスセンターが実施する「令和7年度 みんなの里海づくり支援事業」において研究助成の対象に選ばれました。この全国から選ばれた8名の研究者の一人として、その名が掲げられることとなります。
下ヶ橋教授が採択された研究課題は「アサリ資源回復による里海づくりを通じた大学教育手法に関する研究」です。このプロジェクトは、広島県尾道市をメインのフィールドに据え、瀬戸内海沿岸におけるアサリ資源の回復を目指します。具体的には、干潟生態系を科学的に分析し、そこでの自律的な学びを促進するための教育コンテンツの開発が行われます。
「みんなの里海づくり支援事業」とは
この「みんなの里海づくり支援事業」は、環境省と連携し、全国で行われている「里海づくり」の一環として位置付けられています。里海づくりとは、地域の環境を保護しつつ、資源の持続可能な利用を進める活動を指します。地域環境の保全はもちろんのこと、地域住民や学生がその活動に参加することで、より深い理解を得られる仕組みを目指しています。
叡啓大学の取り組み
叡啓大学は今後も、地域社会との連携を重視した実践的な研究や教育活動を推進していく方針です。このような活動を通じて、持続可能な社会を実現するために必要な人材の育成に努めることが、同大学の使命でもあります。
下ヶ橋教授の研究が成功を収めることにより、尾道市のアサリ資源が回復し、さらには学生たちが地域の海を支える意義を実感できるような教育の場が生まれることが期待されます。また、この研究は、他の地域における里海づくりのモデルケースとしても活用される可能性を秘めています。
最後に
アサリに代表されるような海の資源は、私たちの生活に密接に関わるものであり、その保全や再生は社会全体にとって重要なテーマです。下ヶ橋教授の取り組みを通じて、学生たちが環境の重要性や地域社会との繋がりを学び、実際に行動に移すことができることを期待しています。叡啓大学はこれからも地域に根ざした研究・教育を続けていくことで、持続可能な未来の構築に寄与していくことでしょう。
詳細な情報については、叡啓大学の
公式サイトをご覧ください。