暗闇で平和を考える
2025-07-01 14:48:27

広島で初開催!暗闇の中で平和を考える『PEACE IN THE DARK』

広島で初開催!暗闇の中で平和を考える『PEACE IN THE DARK』



2025年に向けて、広島の旧日本銀行支店で新たな体験型イベント『PEACE IN THE DARK』が開催されます。これは、視覚以外の感覚を使い、暗闇の中で平和について考えるプログラムです。特に、被爆80年という重要な節目に、過去の記憶を次世代につなげるための貴重な機会として注目されています。

開催の背景



このプログラムは、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが主催し、2025年8月2日から11日までの期間、広島市の旧日本銀行支店で開催されます。この場所は、1945年に原爆による倒壊のあと、通帳や印鑑を失った市民への臨時窓口が設けられたという歴史を持っています。このような背景からも、イベントの重要性が感じられます。

現在、1945年の経験者は高齢化が進んでいるため、その貴重な声を直接聞く機会が減少しています。そこで、次世代が自らの感覚を通じて平和を学び、語る力を育む場が求められています。

プログラムの詳細



『PEACE IN THE DARK』は、参加者が完全に視覚を遮断された暗闇の中で、1945年8月6日以前のある一日を体験するものです。この体験では、民家を訪問し、その時代に使われていた品々に触れることができます。そこには、戦争の悲惨さだけでなく、人々が無事であることを祈り合う日常が描かれています。

また、今回のイベントでは新たに「1945年を見つめなおす光のインスタレーション」が導入されており、暗闇の中に浮かぶ光が参加者の内にある問いや感情を深めていきます。このように、ただの知識の伝達ではなく、体験を通じて心の奥底に触れることができるのです。

参加の意義



戦争や戦後をよく知る世代が少なくなっていく中で、『PEACE IN THE DARK』は単なる体験ではなく、未来を生きる私たちの中に平和に対する意識を根付かせるきっかけとなることでしょう。1945年と2025年が繋がり、我々がどのように平和について考え、語り合えるかが問われています。

開かれる機会は無料で、参加者は各回8名まで。多くの人々がこの貴重な体験を通じて、平和についての理解を深めることを期待しています。

まとめ



広島は、戦争の記憶を次世代に伝える責任があります。『PEACE IN THE DARK』は、その架け橋となるイベントです。戦後80年、その記憶を共有し、今を生きる意味を考えるために、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

詳細やお申込みについては、こちらをクリックしてご確認ください。


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