呉市倉橋島でのアクアスロン大会の魅力
広島県呉市の倉橋島に位置する桂浜は、自然の美しさを称える「日本の渚百選」に選ばれた名勝地です。この美しい舞台で25年続いている「アクアスロンくらはし大会」は、地域住民に愛され続ける夏の祭典として知られています。主催しているのは、地域の活性化に寄与するNPO法人火山の郷・くらはしです。
この大会は、選手と地域ボランティア、そして応援する島民が一体となって作り上げるアットホームな雰囲気が大きな魅力です。大会への参加者も年々増え、今では県内外から数百名が集まる一大イベントに成長しています。
テクノロジーで進化する大会
しかし、25年にわたり大会が進化を続ける中で、運営面での課題も抱えていました。特にスイムコースを示すブイの設置作業は、ボランティアたちが早朝から手作業で行うため、大きな負担となっていました。また、潮の流れによりブイの位置がずれ、競技の公平性にも疑問を投げかける要因となっていました。
そこで、「アクアスロンくらはし大会」をさらに魅力あるものにするための新たな試みとして、最新の自走式マークブイ「RoboMark」の導入を計画しています。このスイス製の機器はGPSを活用し、自律的に移動しコース設定を行うことが可能です。運営方式を根本から変える可能性があるこの技術により、ボランティアの負担を軽減しつつ、選手にとっても公平な競技環境を提供できるようになります。
クラウドファンディングによる挑戦
「RoboMark」の導入資金を募るため、クラウドファンディングプロジェクトが開始されました。このプロジェクトは、「READYFOR」をプラットフォームに掲げ、2025年の夏まで支援を求めています。目標金額は100万円で、集まった資金は自走式ブイの購入に充てられる予定です。
主なリターンも充実
このクラウドファンディングには、支援者向けのリターンも用意されています。1万円の寄付で大会オリジナルスポーツタオルがもらえ、さらに大会HPに名前が掲載されるなど、様々な特典があります。特に5万円を支援すると、大会会場に名前入りののぼりを掲示することができ、10万円の支援では「RoboMark」の貸与権利も付与されるため、個人や企業にとっても魅力的な項目となっています。
地域貢献への思い
大会の発起人である森本忠雄は、地域医療にも詳しく、医師として多くの人々に貢献してきました。今回のプロジェクトは、ただの機材導入に留まらず、地域を守り続けるための新たな試みでもあるのです。テクノロジーの力を借りて、故郷である倉橋島の素晴らしさを未来へとつなげることが、彼にとっての重要な使命と言えるでしょう。
未来の「アクアスロンくらはし大会」をともに充実させていくためのこの挑戦。ぜひ多くの方々の応援と参加が集まることを願っています。 詳細は
こちらのサイトからご確認ください。