中央冷蔵のDX改革
2025-08-13 09:39:33

広島市の中央冷蔵が現場DXサービス「KANNA」を導入し業務効率を大幅改善

広島市の中央冷蔵が現場DXサービス「KANNA」を導入し業務効率を大幅改善



広島県広島市に本社を置く中央冷蔵株式会社が、株式会社アルダグラムの現場DXサービス「KANNA」を導入した。このサービスは従来の紙帳票運用からデジタルへ移行し、業務効率の向上や安全性の強化を実現することを目指している。

導入の背景:多様な課題への対応


中央冷蔵は、創業の原点となる製氷業を中心に、冷凍食品の貸冷蔵庫事業や冷凍食品の製造を行っている。しかし、製氷部門では日々の記録管理が必要であるにも関わらず、すべての情報が紙ベースで運用されていたため、様々な問題を抱えていた。

課題


毎日約20種類もの帳票を管理し、保管するためのスペースが圧迫。ただでさえ多忙な業務に加え、紙帳票の管理は大きな負担だった。特に、紙を使用することで異物混入のリスクが発生することが懸念されていた。また、帳票は作業終了後に回収するため、管理者は現場の情報をリアルタイムで把握できない状況が続いており、トラブル発生時の対応が遅れる可能性もあった。外部監査の際も膨大な書類の中から必要なものを探し出すのが手間だった。

導入理由


数ある帳票管理ツールの中でKANNAを選んだ理由は、Excelを使っていたため、アプリでもそのままの見た目で利用できる点。現場の従業員が扱いやすく、移行に対する抵抗感が少ないことが大きな要因となった。簡単な操作性もスムーズな導入を後押しした。

導入後の変化と効果


KANNAの導入により、毎日作成していた紙帳票が不要となった。従業員はスマートフォンやタブレットを通じて、簡単に情報を入力・共有できるようになった。データは即座に反映され、管理者はどこからでもリアルタイムで製造状況を把握可能になった。これにより、問題発生時の対応も迅速になり、業務の改善が進んだ。

紙の帳票を持ち込む必要がなくなったため、異物混入のリスクも減少し、食品工場としての安全管理体制が強化された。

中央冷蔵株式会社の製氷部長、家田豪さんは次のように述べている。「紙の帳票を探す手間が省かれ、過去の記録を瞬時に確認できるようになったことで、本当に無駄な時間がなくなりました。出先からもアプリでリアルタイムに現場の状況を確認できるため、非常に助かっています。」

KANNAの特徴


KANNAは、事務作業や移動時間、コミュニケーションの手間を削減し、プロジェクト管理やペーパーレス化を推進するデジタル帳票アプリを提供する現場DXサービス。特に目を引く点は、そのシンプルで使いやすい設計で、ITツールに不慣れな方でも抵抗なく利用できること。Appストアでの評価も高く、利用を検討する企業が増えている。

最後に


「KANNA」は、今後もデジタル化を進め、多くの企業の業務効率化に貢献すると期待されている。広島の企業がこの技術を導入し、どのように変わっていくのかが注目される。中央冷蔵株式会社の取り組みは、他の企業にも参考になる事例と言えるだろう。


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