ARグラスを使った新しい購買体験が始まる
全国に展開するセブン-イレブンと三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)とCellid株式会社は、2025年6月より、ARグラスを利用した新たな購買体験を実証実験としてスタートします。この実験は、日常ショッピングを一変させる可能性を秘めています。
実証実験の詳細
実証実験は、三井住友銀行の東館内にあるサードプレイスとしてのセブン-イレブン店舗で行われ、従業員がCellidが開発したARグラス『リファレンスデザイン』を着用し、新しい購買体験を実現します。具体的には、本人確認や商品認識、決済といった基本機能に加え、ARグラスならではの機能も搭載されています。例えば、商品のレコメンド表示や商品陳列棚の案内を通じて、従業員はより効率的で豊かな購買体験を味わうことができます。
背景と今後の展望
この実証実験は、AR技術の活用が新たな顧客とのインターフェースとして期待されている背景から始まります。SMBCグループは、2023年からCellidとの連携を強化し、ARグラスを介した次世代サービスの可能性について検討を重ねてきました。これにより、購買行動がいかに進化するかに焦点を当てています。
ARグラスがもたらす利便性は、単なるデジタル情報の重ね合わせにとどまりません。ユーザーは直感的に情報を得ることが可能になり、シームレスな買い物体験を享受できます。今後、実証実験の成果を基に、ARグラスを利用した新たなサービス展開や、他の業界への応用検討が進むでしょう。
イノベーションの実現に向けて
SMBCグループは、ARグラス社会実装に向けた新たなユースケースを開発し、未開拓のビジネス領域に挑戦しています。また、多数のビジネスパートナーとのパートナーシップを通じて新しい価値を創出し、社会に向けたイノベーションの実現を目指しています。
この実証実験が成功を収めれば、ARを利用した購買体験が一般化する日も近いかもしれません。新しいテクノロジーによって、私たちの生活は一層便利で、魅力的になっていくことでしょう。今後の展開が楽しみです。