万博の環境への挑戦
2025-05-01 10:48:21

大阪・関西万博で使用されるアップサイクル買い物かごの取り組み

2025年大阪・関西万博会場での新たな取り組み



2025年に開催される大阪・関西万博の会場において、注目すべき環境に配慮した新商品の登場が期待されています。株式会社ピリカが進めるプロジェクトによって、ボーイスカウトが回収した牡蠣用プラスチックパイプを再利用した買い物かごが、セブン‐イレブンの店舗に導入されることになりました。この取り組みは、海洋プラスチックごみの問題解決に向けての一環であり、未来の地域社会に貢献する試みです。

アップサイクル買い物かご誕生の背景


最近、プラスチック廃棄物が生態系に与える影響が議論されています。特に、牡蠣の養殖に使われるプラスチックパイプの海洋への流出は大きな問題です。株式会社ピリカは、そうした課題に対処するため、流出ごみの回収から再資源化、製品化を一貫して行うサプライチェーンを構築しています。特に、山口県周防大島でボーイスカウトによって実施された海ごみの清掃活動が、今回の取り組みの礎となっています。

万博会場での利用方法


万博開催にあたって、セブン‐イレブン・ジャパンは「未来型店舗」として、2つの新しい店舗を出店します。その名も「セブン‐イレブン西ゲート店」と「セブン‐イレブンウォータープラザ店」です。これらの店舗内に設置される買い物かごは、回収された牡蠣パイプを原材料の一部として利用しており、循環型社会に向けた新しい挑戦を示しています。

トレーサビリティの徹底


この新しい買い物かごには、二次元コードが付けられており、読み取ることで「スカウトの日」関連の活動情報や、どのようにして牡蠣パイプがアップサイクルされているのかを確認することができます。原材料の調達から製造工程までの透明性が確保されており、サステナブルな取り組みをしっかりとサポートしています。

買い物かご設置店舗


こちらの買い物かごは、以下の店舗で利用可能です:
  • - セブン‐イレブン西ゲート店
  • - セブン‐イレブンウォータープラザ店

ボーイスカウトの活動について


「スカウトの日」は、ボーイスカウト日本連盟が毎年9月の敬老の日に行う社会貢献イベントであり、これに対してセブン-イレブン記念財団が長年にわたり支援を行っています。このような活動が、地域の環境への意識を高め、持続可能な未来を育む一助となるでしょう。

株式会社ピリカとは


「プラスチックごみの自然界流出問題」を解決するために、2011年に設立された株式会社ピリカ。彼らのごみ拾いSNSは、130の国で使用され、累計で4億個以上のごみが回収されました。その他にも、マイクロプラスチックの流出調査機材の開発など、幅広い活動を展開しています。

このように、2025年の大阪・関西万博での新しい買い物かごの導入は、地域の環境問題に対する意識向上につながる大きなステップであると言えるでしょう。今後の取り組みにも期待が寄せられます。


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