新マシン『ペトリス』がリサイクルの現場を変える
広島市に本社を置く株式会社タイヨーは、リサイクル事業の新たな一歩として『ペトリス』という画期的な自動選別マシンを導入しました。この新設備は、老朽化が進んでいた従来の選別ラインに取って代わるもので、省人化、自動化、圧縮効率の向上を実現する設計がなされています。ここでは、導入の背景、新設備の構成、実際の改善点、さらには今後の期待について詳しくご紹介します。
導入の経緯
株式会社タイヨーの選別ラインは、約12〜13年の稼働年数を経て、老朽化が顕著になっていました。そこで、約3〜4年前から新たな設備の検討が始まり、国内の10カ所以上の施設を見学、ヒアリングを実施しました。機械商社であるフジテックス株式会社との協議を重ね、タイヨーの業務に最適な構成を決定しました。
新設備の構成
導入された新しい選別ラインには、以下のような主要な設備が含まれています。
- - 破袋機・除袋機: 袋を自動で開封し、手動作業を大幅に削減。
- - 手動選別ライン: 機械では処理が難しい瓶類の分別を担当。
- - フライトスクリーン: 微細なゴミやタバコの吸い殻をふるって作業環境を改善。
- - ペトリス(PETセンサー選別): 透過センサーと風力によってPETボトルのみを自動分別。
- - リサイクル4(アルミ・スチール分別機): アルミ缶とスチール缶を自動で分け、プレス加工も行います。
- - ペットボトル穴あけ機: 圧縮前にPETボトルに穴を開け、圧縮効率を飛躍的に向上。
- - 圧縮梱包機: 各素材を大型のベールに圧縮し、輸送効率を最大化します。
主な改善ポイント
新しい選別ラインによる改善は以下の通りです。
- - 省人化: スタッフの人数が8名から5名に縮小され、作業スペースも強化されました。
- - 品質向上: 自動選別により製品品質の安定が期待され、利益の向上に寄与します。
- - 処理能力の維持: 省人化が進んでも、以前の処理能力(20〜25㎥/h)は維持されています。
- - 圧縮・運搬効率: 新設のペットボトル穴あけ機が圧縮率を向上させ、運搬コストが削減されました。
- - 作業環境の改善: フライトスクリーンの導入により、粉塵と異物が減り、スタッフの負担を軽減します。
今後の期待
株式会社タイヨーは新しい選別ラインによっていくつかの期待を抱いています。全ての廃棄物を埋め立て処分するのではなく、リサイクル率を高められる点が大きな焦点となっています。
圧縮効率の向上を通じて、輸送ロットの最適化も推進していきます。機械化によって自動化された工程を通じて、スタッフはより重要な業務に集中できるようになります。そして、新設備の導入余力ができたことで、今後の新規受注にも柔軟に対応できる準備が整っています。
会社情報
株式会社タイヨーは昭和21年(1946年)に設立され、広島市安芸区に本社を構えており、一般廃棄物や産業廃棄物の収集運搬、さらにリサイクル処理を手掛ける企業です。新たな設備導入により、環境に配慮した業務の拡大を図る株式会社タイヨーの今後に注目です。公式ウェブサイト(
www.taiyo-net.co.jp)からも詳細を確認できます。
お問い合せは、経営企画室の田中まで。電話084-824-0110(月〜土、9時〜17時)。