エフピコとフジがタッグ!地域リサイクル推進の新たな挑戦
株式会社エフピコと株式会社フジが、地域社会の環境問題に立ち向かうべく強力な連携を拡大しています。この取り組みは、使用済み食品トレーを新しいトレーに再生する「ストアtoストア」プロジェクトと呼ばれ、フジの480店舗で展開されます。両者の狙いは、地元の環境負荷を軽減し、より持続可能な社会の実現を加速させることです。
地域に根ざした企業理念
フジは「豊かなくらしづくりを提案し地域社会の発展に貢献する」という理念を掲げており、地域住民の生活向上を重要視しています。これまでの取り組みとして、省エネルギーや資源の有効活用に向けた活動が挙げられます。
その一方で、エフピコは国内最大手の食品トレー製造・販売企業で、リサイクルシステムの確立においても先進的です。特に、世界初の「トレーtoトレー」と呼ばれる水平リサイクルシステムを構築し、資源循環の推進に努めています。
「ストアtoストア」リサイクルの流れ
新たな連携により、フジの店舗に集められた使用済み食品トレーはすべてエフピコで再生され、「エコトレー」などのエコ製品として生まれ変わります。そして、これらの製品は再びフジの店舗で使用されます。この「ストアtoストア」のプロセスによって、環境負荷の軽減が期待されます。両社は2026年2月期には年間3,500トン、2030年度には年間4,000トンのCO2排出削減を目指し、持続可能な社会の形成に寄与します。
具体的な目標
フジは過去に885トンの使用済み食品トレーを回収した実績があり、これにより約3,407トンのCO2排出削減にも成功。両社の連携により、次のような具体的な目標を立てています。
- - 2026年2月期:使用済み食品トレー回収量1,000トン、CO2削減3,500トン
- - 2030年2月期:使用済み食品トレー回収量1,200トン、CO2削減4,000トン
このように、エフピコとフジは「お店が地域のエコリーダー」となることを目指し、リサイクルの促進を通じて地域環境保護に貢献する姿勢をさらに強化しています。
まとめ
環境問題への取り組みは個々の企業の努力だけでは限界がありますが、こうした提携によって効果的なリサイクルシステムが構築されていくことが期待されます。エフピコとフジのコラボレーションは、地域社会におけるエコ活動の一助となり、持続可能な未来へのステップとなるでしょう。今後の進展から目が離せません。受け入れた食品トレーが新しい製品として生まれ変わる様子をぜひ体感してみてください。これからも、地域のために貢献する企業の取り組みに注目です。