御砂焼の新しい挑戦
2026-01-29 15:43:26

宮島御砂焼プロジェクト「RE:OSUNAYAKI」が生み出す新たな暮らしの価値

宮島御砂焼プロジェクト「RE:OSUNAYAKI」の新たな挑戦



広島県の伝統工芸品「宮島御砂焼」が、新たなプロジェクト「RE:OSUNAYAKI」を立ち上げました。このプロジェクトは、廃棄せざるを得ない陶片にもう一度価値を見出そうとする意義深い取り組みです。

プロジェクトの概要


「RE:OSUNAYAKI」は、厳島神社から受け継がれた「御砂」を元に、土に還らない陶器を再利用します。製造過程でヒビや欠けなどが出来てしまった焼き物は、通常廃棄される運命にあります。しかし、このプロジェクトはそれらの陶片に新しい命を吹き込み、私たちの暮らしに還すことを目指しています。

「一度焼かれた土は二度と土には戻らず、廃棄物として捨てなければならない」というオーナーの思いが、このプロジェクトの始まりでした。文化的な価値を持つ陶片を再利用し、「次の物語」を生み出すことが「RE:OSUNAYAKI」の使命です。

コンセプト


このプロジェクトは単なるリサイクルではありません。土に込められた「信仰」や「風土」、さらには「手しごとの記憶」を新たな文脈で再生させる取り組みなのです。

焼かれた陶器は、形が決まり、その瞬間からその文化の記憶を留めます。そして、壊れた焼き物は美しさと終わらない文化の象徴として新たな価値を生み出していきます。お砂焼きは、私たちの日常生活に戻るために生まれ変わるのです。

ロゴコンセプト


「RE:OSUNAYAKI」を象徴するロゴは、焼き物が砕け、粉末となり再び新たな命を得るプロセスを表現しています。このデザインは、ただの「輪廻転生」ではなく、粘土が変身を遂げる「輪粘転成」を視覚化しています。

厳島神社とのコラボレーション


このプロジェクトの背後にある「祈り」と「風土」を正確に伝えるため、厳島神社との撮影協力が実現しました。陶芸の起源を映し出すことで、この取り組みが単なるアップサイクルではなく、土地の記憶を伝える神聖な試みであることを確認しました。

プロダクト展開


今後の展開としては、サイズ別に選別された陶片を活かした商品を国内外に提供する計画があります。例えば、1〜5cmの陶片は盆栽や観葉植物の飾りに、1mm以下の微粉末は再生抹茶茶碗の製作に利用される予定です。これらは茶道の精神と持続可能な価値観を融合させたものとして、新たに制作されます。

プロジェクトの未来


「RE:OSUNAYAKI」は、製造や観光、園芸といった異なる業界のプロフェッショナルたちによる連携型ビジネスモデルで、多角的な展開を考えています。地域の子どもたちへの体験プログラムや、廃材活用の仕組みを構築することも視野に入れています。

制作チームの紹介


このプロジェクトは、株式会社逆光が全体の制作ディレクションを行い、それぞれの分野のクリエイターが参加し、深い理解のもとに進められました。アートディレクションはオリシゲシュウジが担当し、厳島神社の美しい情景を杉野正和が撮影、映像クリエイターのすぎおかりくがコンセプトムービーを制作しました。

プロジェクトに込めた思い


「土には還らないお砂焼きを、暮らしの中に還す」という想いが「RE:OSUNAYAKI」の根幹にあります。このプロジェクトは、宮島御砂焼の新しい継承形態として、広島の風土が生んだ「祈りの文化」を次の100年へつなげる一歩となることを期待しています。是非皆さんにも、この貴重な挑戦を応援していただければと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23

画像24

画像25

画像26

画像27

画像28

画像29

画像30

画像31

関連リンク

サードペディア百科事典: 宮島御砂焼 RE:OSUNAYAKI 対厳堂

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。