三原市でのイノベーションイベント
令和7年11月21日、広島県三原市の市役所内で、「三原イノベーション・リアルイベント」が行われました。このイベントは、三原市が推進する官民共創イノベーションの取り組みを紹介する場として、民間企業や官公庁の関係者が集まり、様々なアイデアや取り組みが共有されました。
この日の最大の注目を集めたのは、株式会社wash-plusの代表取締役である高梨健太郎氏です。彼は、洗剤を使用しない洗濯の技術革新を進めており、特に自身の会社が開発した「wash+ Water」について詳しく語りました。これによって、洗濯における環境負荷の軽減や、持続可能な社会の実現に向けた活動が広がることが期待されています。
講演内容の詳細
高梨代表は、イベントの第1部においてまず、株式会社wash-plusが取り組んでいる共創事業「リレーベース広島みはら」を紹介しました。このプロジェクトでは、三原市と連携し、特産品の販売や地域の魅力を発信することを目指しています。また、大阪・関西万博で展示した“水を捨てない洗濯機”のモックも披露され、来場者の関心を引きました。
この洗濯機は、環境に優しい洗濯方法を可能にし、洗剤による水質汚染を軽減することができます。高梨氏は、「私たちの技術が、洗濯の常識を変える可能性を秘めている」と力強く述べました。
イノベーションの重要性
三原市の官民共創イノベーションは、地域の特性を生かし、企業との協力を通じて新たな事業やサービスの創出を目指しています。この取り組みに、wash-plusも積極的に参加しており、地域振興に貢献する様々な活動を展開しています。高梨代表は「地域と企業が手を組むことで、互いに利益となる新しいビジネスモデルが生まれる」と語りました。
リレーベースの役割
「リレーベース広島みはら」は、三原市の特産品を一堂に集めた特産品販売ショップです。ここでは、三原市の美味しい食材や観光情報の発信を行い、地域の魅力を訪れる人々に伝えています。高梨氏が言うように、「ただ物を売るだけでなく、地域を作り上げることが大切」とし、さらなる地域活動の促進を目指しています。
洗剤を使わない洗濯の先に
株式会社wash-plusは、洗剤を使わずに洗濯を行うという新たな方法を広めることで、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。彼らの取り組みは、SDGsの趣旨にも合致しており、洗濯業界においても革新を呼び起こしています。
高梨代表は、今後も技術の改善を進め、もっと多くの人にこのサービスを利用してもらいたいと考えています。洗濯が持続可能な習慣となるよう、さらに邁進する彼の姿勢は、業界の未来を明るく照らすものとなるでしょう。
結び
三原イノベーション・リアルイベントは、地域にとって重要な情報交換の場であり、今後の連携のきっかけともなるでしょう。高梨代表の講演を通じて、洗剤を使用しない洗濯という新たな潮流が広がることを期待し、地域の発展に寄与することを楽しみにしています。