世界とつながる学び
2025-10-08 14:35:32

木島平中学校で実施された世界とつながる学び講演会

世界とつながる学びの講演会



10月7日、長野県木島平村にある木島平中学校にて、なかよし学園プロジェクトが主催する「世界とつながる学びプロジェクト」の講演会が開催されました。この取り組みは、木島平村が推進しているルクセンブルクとの交流などを通じた国際的な教育の一環であり、生徒たちが世界の課題について深く考える機会を提供します。

自分に結びつける



講演では、アフリカ、中東、アジアの貧困地域について紹介され、それぞれの問題を他人事ではなく、自分に関わることとして捉えることの重要性が強調されました。生徒たちは、「平和とは何か?」「いかにして平和を築くか?」といったテーマについて全員でディスカッションを行うことで、積極的に考えを深めました。特に、学園の代表となる中村雄一氏が提唱した「消極的平和」と「積極的平和」に基づく平和構築への呼びかけは、参加者全員に強い印象を与えました。

みんなで考えるために



講演においては、木島平中学校の校長や担任の先生方も生徒たちと共にディスカッションの場に参加し、真剣な意見交換が行われました。中村代表は、行動を促すためのポイントを示し、すべての人が「平和は誰でも作れる」という共通の合言葉のもとで動いていくことが可能であることを共有しました。

未来塾との連携



同校では探究学習の一環として「未来塾」が進行中で、11月にはその成果を発表する予定です。なかよし学園は、未来塾の学びを海外に届けるための「CoRe Loop」(つくる→届ける→共創→還る)を実装し、グローバルな視点を持つ学びを推進していく考えです。中村代表は、生徒たちが「木島平の資源を生かして世界に挑戦しよう」と鼓舞しました。

教材が世界へ



木島平中学校では地域の木材を活用した工作が盛んで、寄贈された「木島平 PEACE ブロック」がルワンダの小学校での授業に使用されました。このブロックは、耐震構造を学ぶための教材として大変好評で、日本の「すごさ」をルワンダの子どもたちへ伝える貴重な手段となっています。

往還交流の実践



また、講演中にはルワンダの生徒たちが書いた手紙も生徒会長に手渡されあり、国を越えた交流の大切さを実感しました。生徒たちは、「この交流を通じて自身の価値を再認識した」と話し、 peerの輪が広がることを強く実感しました。

様々な問いかけ



講演後、中村代表は生徒たちの教室を訪問し、「どんな国に行ったか?」や「何ヶ国語を話せるか?」といった普段の生活に根差した質問から、今後の活動に関する具体的な相談まで多岐にわたる対話が展開されました。彼は生徒たちに「日本の魅力を紹介してほしい」とエールを送り、子どもたちにグローバルな視野を持たせることを目指しています。

これからも木島平中学校の「世界とつながる学び」に期待が寄せられます。地域の資源や環境を生かしながら、生徒たちが国際的な視点を持ち、共創を通じて新たな未来を築いていく様子が楽しみです。


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