広島から南アフリカへ
広島県竹原市から寄贈された移動図書館車「わかたけ3号」が、無事に南アフリカ共和国のヨハネスブルグに到着しました。このプロジェクトは特定非営利活動法人SAPESI-Japanによって行われており、本車両は今後、ハウテン州内の図書館がない公立小学校を訪れ、子どもたちに読書の機会を提供する「走る図書館」として活用されます。
54台目の寄贈車両
この移動図書館プロジェクトは、2009年から始まり、これまでに54台の車両が南アフリカへ送られています。これまでに寄贈された車両は全国各地で利用されており、都市部から農村地域にかけて、多くの小学生たちに読書の楽しみを広めています。子どもたちにとって、本に出会うことができるこの機会は、素晴らしい体験となるでしょう。
異なる支援がつながる瞬間
今回のプロジェクトには、コマツ南アフリカの信託会社であるKomatsu Foundation TrustからのCSR資金援助がありました。また、広島県竹原市の多くの方々の支援や、商船三井の協力により、無事に移動図書館を南アフリカまで輸送することができました。さらに、現地での書籍収集活動も進行中で、これまでに約35万冊の書籍が南アフリカの子どもたちの手に届けられています。この活動は、社員はもちろん、地域の市民の協力によって成り立っています。
未来を見据えた活動
SAPESI-Japanは、今後も日本の自治体や企業、市民との連携を強化し、南アフリカの子どもたちに学びの機会を与える取り組みを続けていきます。役目を終えた「移動図書館車」の譲渡を考えている自治体があれば、ぜひ当団体までご連絡をお願いいたします。読書の楽しさを広げる活動は、これからも続けていきます。
詳しい情報や活動内容については、SAPESI-Japanの公式ウェブサイトをご覧ください。子どもたちの未来を明るくするために、今後もご支援をいただければ幸いです。