万田酵素が再度宇宙へ
2025-08-07 12:49:42

広島の万田酵素が宇宙で再び新たな挑戦を果たす

広島の万田酵素が宇宙で再び新たな挑戦を果たす



広島県尾道市因島に本社を置く万田発酵株式会社が開発した「万田酵素(宇宙用)」が、再び宇宙へ送られることが決まりました。この特別な発酵食品は、油井亀美也宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションに搭載され、2度目の宇宙挑戦を果たします。

一歩踏み出す日本の宇宙食



2025年8月2日、油井亀美也宇宙飛行士が日本時間の午前0時43分にISS長期滞在ミッションに出発します。彼がこのミッションに挑むのは、2015年以来のことです。そして、万田酵素(宇宙用)は再びその一員として宇宙へと旅立ちます。前回も搭載された大西卓哉宇宙飛行士のミッションに引き続き、今回も連続しての採用となり、その信頼性は揺るぎないものがあります。

認証を受けた宇宙日本食とは



「万田酵素(宇宙用)」は53種類の植物性原材料を用いて、長期間熟成・発酵された特別な食品です。2023年11月には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から広島県の企業として初めて宇宙日本食に認証されました。宇宙食には、無重力環境下での飛散防止等の特殊な基準が求められますが、このペースト状で粘度の高い万田酵素は、その特性を生かし、宇宙でも安全に食べることができます。

心の支えとなる発酵食品



過酷な宇宙環境の中、数々の任務に挑む油井宇宙飛行士にとって、宇宙日本食は健康を支える重要な存在となります。万田酵素(宇宙用)が日本人宇宙飛行士のミッションに連続して選ばれたことは、その製品の品質や安全性が高く評価されていることを意味しています。地上では多くのファンから“お守り”として親しまれている万田酵素。この特別な食品を通じて、我々は宇宙での挑戦を全力で応援していきます。

次世代への思い



また、万田発酵は毎年8月8日の「発酵食品の日」に小中学生を招いて天体観測会を開催しています。今年は地元の因島高校の理科部の生徒たちに「万田酵素(宇宙用)」のレプリカ品を贈る予定です。この取り組みを通して、未来の科学者たちに宇宙での発酵食品の可能性への関心を持ってもらいたいと考えています。

このように、万田発酵の「万田酵素(宇宙用)」が宇宙へと旅立つことは、ただの製品の搭載ではなく、広島が誇る技術と情熱の象徴でもあります。宇宙飛行士の油井亀美也さんの活動を通じて、地元の企業がどのように国際的な舞台で活躍するのか、今後も目が離せません。


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