常石グループが新たなブランドアイデンティティを発表
常石グループは、1903年に創業した神原汽船と1917年に設立された常石造船という歴史あるグループ会社のコーポレートアイデンティティ(CI)を一新しました。新CIの発表は、各グループ会社が時代と共に変化し続ける中で、共通のシンボルを持つ重要性を再認識させるものです。これまでのシンボルは創業当初の「天社丸」から取られた「天」の字でしたが、今回もその歴史を大切にしつつ、より現代的でシンプルなデザインへと昇華させました。
新CIの特徴
1.
シンボルマークのシンプルさ
新しいロゴは、シンボルマークのみで構成されるシンプルなものです。これにより、海運や造船など多岐に渡る事業展開の中で、視認性を高め、共通のアイデンティティを形成しています。他の各社のロゴと共存しつつ、統一感を演出しています。
2.
「天」と「T」の融合
新CIでは「天」の字を受け継ぎつつ、「Tsuneishi」を連想させる「T」を組み合わせたデザインに進化しました。この形状は、地域の人々にも馴染み深いシンボルとなることを目的としています。
3.
双方向の関係性
日本の伝統文化を考慮して、「天」を「T」に対して上手に配置することで、社員や顧客に向かい合う姿勢を可視化しました。この配置により、双方のコミュニケーションが生まれる関係性が表現されています。
デザインプロジェクトの背景
この新CIの策定は、常石グループのチーフ・デザイン・オフィサーであるファッションデザイナーの落合宏理氏が主導し、様々なジャンルのクリエイターと共に進めている「ツネイシデザインプロジェクト」の一環として実現しました。落合氏はこれまでに独自のブランドを手がけており、今回のプロジェクトでも新たな価値を創出することに意欲を燃やしています。
この新たなブランド戦略により、常石グループはこれまでの歴史を尊重しつつも、次世代に向けた価値の創造に挑戦しています。グループ全体の統合として、デザインだけに留まらず、社員が主役となれるような組織作りにも取り組む所存です。
地域貢献への取り組み
常石グループは、将来的なビジョンを「ツネイシミチシルベ2025」と掲げ、社員全員が参加できる会社づくりを進めています。新CIの発表後、地域貢献活動にも注力し、公共施設支援やスポーツ文化活動など多様な社会貢献を展開していく予定です。これは、地域と共に成り立っている企業としての責任を果たすための計画です。
新たな情報発信の開始
リニューアルされた公式サイトが5月1日にオープンし、SNSを通じても新しいブランドイメージの発信を開始しています。常石グループは、これからも地域に根ざした企業として成長し続けることを目指し、皆様と共に歩んでいきます。
詳細な情報は公式ウェブサイトとSNSを通じて随時更新される予定ですので、ぜひチェックしてください。