新団体・クール・ブルー
2025-04-14 10:55:28

ブルーカラーの価値を正しく伝える新団体「クール・ブルー」設立

ブルーカラーの価値を広める新しい挑戦



2025年4月、広島に新たに設立される団体「クール・ブルー(Cool Blue)」は、ブルーカラー職の重要性を社会に広めることを目的としています。発起人であり協栄電気工業株式会社の代表取締役の石本英成氏は、この取り組みが社会のインフラを支える職業の価値を再認識してもらうために必要だと考えています。

ブルーカラー職の現状と課題


ブルーカラー職は、私たちの生活基盤を支える電気工事や介護など、極めて重要な役割を果たしています。しかし、これまでの長い間、「3K(きつい・汚い・危険)」という不適切な表現が使われ、それによって社会に対するブルーカラー職のイメージが固定化されてきました。そのため、多くの人たちが就職や転職の際にブルーカラー職を選択肢から外してしまうという現実があります。結果として、業界は深刻な人材不足に直面しています。

ましてや、労働環境や待遇の改善は進んでいるにもかかわらず、それが広く認識されていないのが現状です。ですから、ブルーカラー職の魅力を正しく伝える必要性が日増しに高まっています。

新たな価値を見出すために


AI技術の急速な進化により、これまで人手を要していたホワイトカラー職が自動化される可能性が高まっています。それに対抗できるのが、専門スキルを必要とするブルーカラー職です。米国では既にブルーカラー職が高年収かつ人気のある職業へと変化しています。この流れを受けて、広島でも協栄電気工業は新卒1年目から地元の平均年収を上回る待遇を実現していますが、 このポジティブな現実も広く知られていないのです。

この団体は、ブルーカラー職の真の実態を見つめ直し、ホワイトカラーとブルーカラーを対立させるのではなく、両者のバランスを取ることに注力しています。両者の重要性を理解し、業界全体を支える基盤を築くことが求められています。

「クール・ブルー」の具体的な取り組み


1. 情報発信の強化
SNSや各種メディアを駆使して、ブルーカラー職の最新の実態や声を広く発信していきます。具体的には、給与や職場環境の改善状況、そして教育現場での講演活動などを行います。

2. 企業支援とマッチング
参画企業の人材不足を解消するため、ブルーカラーの仕事の本質的価値を広め、企業と求職者の効果的なマッチングを図ります。

3. キャリアサポート体制の確立
相談窓口や勉強会を設置し、ブルーカラー職を目指す方々のキャリア形成に必要なサポートを行います。

賛同企業の募集


「クール・ブルー」の活動に共感し、一緒に取り組んでくださる企業を広く募集中です。会費は発生しないため、興味がある企業様はぜひお問い合わせください。

発起人の意気込み


発起人である石本氏は、ブルーカラー業界が直面するピンチを訴えています。技術や技能を身につけるには時間と労力がかかりますが、このままでは高齢化が進み、次世代への技術継承が途絶えてしまう危険があります。「クール・ブルー」を通じて、ブルーカラーの価値を社会に広め、次世代を育てることこそが急務であると強調しています。

この新たな団体が果たす役割は、今後のブルーカラー業界の未来に大きな影響を与えることでしょう。


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