核廃絶シンポジウム
2025-07-08 11:01:21

広島国際会議場で「核兵器廃絶への道」を考えるシンポジウム開催

この夏、広島市中区の広島国際会議場で、国際平和シンポジウム 2025「核兵器廃絶への道~戦後80年、未来へつむぐ」が開催されます。日時は8月2日(土)の13時から17時まで、先着450名の入場が可能で、事前の申し込みは不要です。このシンポジウムは、1995年に始まり、毎年広島や長崎の被爆地を舞台に行われてきました。80年という節目の年を迎え、核というテーマについて、さまざまな視点から深く考えていきます。

シンポジウムでは、まず松井一実広島市長と鈴木史朗長崎市長からの挨拶があり、続いて被爆ピアノの演奏などのプログラムが予定されています。トークセッションでは、二口とみゑさんが「明子さんのピアノ」について語り、その後アレクサンダー・クメント氏による基調講演が行われます。この講演では、核兵器の非人道的影響に焦点をあて、核兵器禁止条約の推進についての考えが述べられます。特に、広島と長崎の被爆地を背景にした、個々の人々が抱える思いや体験に耳を傾ける重要な機会となるでしょう。

参加者に向けたメッセージとして、サーロー節子さん(広島被爆者)からのビデオメッセージも放映され、彼女の生きた証が共有されます。また、パネル討論では、被爆者や研究者、活動家たちが集まり、核兵器を廃絶するための戦略を共有します。

後半では特別トークや事業紹介があり、広島の復興に向けた取り組みも紹介されます。注目されるテーマは「キノコ雲の上と下から」と題されたトークセッションであり、日米双方の視点から核問題や和解について意見が交わされます。このように、シンポジウムはさまざまな人々が集い、過去を振り返り未来への道を模索する機会となります。

また、シンポジウムとは別に、出席者による記者サロンが8月1日から公開されます。これは、被爆者に聞きたかったことをテーマに、現代における継承の重要性について議論される場です。

核兵器がもたらす影響や人権問題は、時代が進むにつれて変わってきたかもしれませんが、私たちが持つべきはその記憶です。シンポジウムを通じて、多くの人々が核平和についての理解を深め、次世代へとその思いを繋いでいくことが求められています。参加者が未来に向けて平和な世界を築いていくための第一歩となることを願っています。


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