幸せの輪を広げる「手漉きのメッセージカード」の物語
広島県に拠点を置く有限会社コトブキ印刷が展開する「めぐる、手漉紙。」。これは、廃材に新たな命を吹き込む素晴らしいプロジェクトです。障がいのある方々によって手漉きで製造されるこの手漉き紙は、ただの紙ではなく、人々の思いが込められています。
この度、「めぐる、手漉紙。」と東京都新宿区のジョッゴ株式会社(「JOGGO」)が手を組み、特別なメッセージカードが誕生しました。ジョッゴブランドの製造過程で生じた緩衝材を使用し、環境意識の高いアップサイクル商品として生まれ変わった「手漉きのメッセージカード」。これにより、廃材が新しい形で人々に喜ばれる商品となります。
「手漉きのメッセージカード」とは?
「手漉きのメッセージカード」は、エシカルな理念を持つ「JOGGO」と、環境に優しい取り組みを行う「めぐる、手漉紙。」の共創から生まれるものです。手漉き紙は、障がいのある方々により、一枚ずつ丁寧に漉かれることで、個々の物語を持つ特別な存在となります。この紙は、ジョッゴが大切にしています貧困や障がいのある方々に機会を提供するというビジョンに共鳴し、循環型社会の実現を目指しています。
商品は165円(税込)で購入可能で、JOGGOオンラインストアにてアイテム購入時にオプションとして選択できます。ただし、メッセージカード単体での購入は不可です。
手漉きで生まれる温もりと想い
「手漉きのメッセージカード」の製作には、就労継続支援B型事業所「紙好き交流センター ひかり」の利用者の方々が携わっています。廃材や水のみを使用し、自然な素材で作るため、製法は全て手作業で行われています。これにより、個性的である一枚一枚のカードが、作り手や使い手にとって特別な意味を持つものになります。
このメッセージカードは、自分の言葉を直接書き込むことも可能ですし、「JOGGO」での印字サービスも利用できます。特別な人へのギフトアイテムとして、相手を想いながら選んだ色のアイテムとともにこのカードを贈ることは、心に残る思い出を創造することにつながるでしょう。
共創の背景と意義
「めぐる、手漉紙。」は、福祉施設での雇用機会を通じて、障がいのある方々の工賃を改善し、環境への配慮をもって循環型社会を実現することを目指しています。ジョッゴは「より良い地球を次世代へつなぐ」という理念のもと、雇用とキャリアアップの機会を提供しています。両社の理念が合致した結果として、このコラボレーションが実現しました。
未来を見据えた取り組み
コラボを通じて、環境問題や労働に関する課題に対して意識を高め、解決の糸口を掴むメッセージを広めることができると考えています。コトブキ印刷の宗藤氏は、「手漉きのメッセージカード」の開発を心から喜んでおり、また太田氏もこのプロジェクトの意義を称賛しています。このような取り組みがさらに拡大し、人々にとっての幸福をもたらし続けることを願っています。
ただのメッセージカードではなく、廃材に新たな命を与えたサステナブルなアイテム。この「手漉きのメッセージカード」で、あなたの気持ちを大切な人に伝えてみてはいかがでしょうか。心を込めたメッセージが、より深く相手に響くことでしょう。これからも「めぐる、手漉紙。」の取り組みを多くの方に知っていただき、実際に手に取っていただきたいと思います。全国どこでも、心温まるメッセージカードとして、未来へつながる喜びの輪を広げていきましょう。