ウポポイライブラリの新サービスについて
北海道白老町に位置するウポポイ(民族共生象徴空間)では、アイヌ文化をより深く理解するための新たな試みが始まります。この取り組みは、公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営し、更なるアイヌ文化の普及を目指すものです。2026年1月26日(月)から2月20日(金)の間、道外の高校に向けたアイヌ文化関連書籍がパッケージとして貸し出される「UPOPOY LIBRARY」の利用校が募集されます。
UPOPOY LIBRARYとは?
「UPOPOY LIBRARY」は、アイヌ文化に関する書籍50冊を一 組にしたパッケージが高校の図書館に半年間無料で貸し出されるシステムです。この取り組みは、特に北海道外の生徒が日常生活の中でアイヌ文化に触れられる機会が限られていることから、その文化の理解を促進しようと目的としています。これまでに、35校の高校がこのサービスを利用し、文化的な理解を深めてきました。
令和8年度利用の詳細
今回の募集は、北海道以外の全都府県の高等学校及び高等専門学校を対象としており、前年には関東や近畿、中国、四国、九州地方からも多くの学校が関与しています。貸出は上半期(4月~9月)または下半期(10月~翌年3月)のいずれかの期間で、各期間17校ずつを受け入れます。インターネットを通じて所定の申込書をダウンロードし、指定のアドレスへメールで送信することで申込みが完了します。現地の高校は、この機会を通じて文化理解を深めるだけでなく、教育旅行でウポポイを訪れる際に、事前・事後の学習に活用することも可能です。
アイヌ文化を学校で体験しよう
さらに、UPOPOY LIBRARYを利用する高校には特別なイベントも提供されます。この学びの場では、学校内でアイヌ文化を体験できる機会が設けられ、実施内容については学校側と協力しながら企画されます。具体的な体験の一環として、口琴(ムックリ)体験などがあり、生徒たちが実際に手に触れることで、より生きた文化の理解が得られると期待されています。
ウポポイの場所・アクセスについて
ウポポイは、2020年に開館したアイヌ文化の復興と創造の拠点です。国立アイヌ民族博物館や、多様なアイヌ文化を五感で体験できる場として知られる国立民族共生公園などがあり、ポロト湖の美しい自然環境の中で、アイヌ文化の理解を深めることができます。入場料は一般大人1,200円、高校生600円、中学生以下は無料です。アクセスも便利で、JR白老駅から徒歩約10分という立地です。
このように、「UPOPOY LIBRARY」は、アイヌ文化を身近に感じる絶好の機会です。興味がある方や詳しい情報を得たい方は、公式ウェブサイトをチェックしてみてください。未来を担う世代に、アイヌ文化の魅力を伝えるための大切な一歩がここにあります。