広島の13歳シンガー野元ノア、平和への願いを込めた新曲発表

広島の中学2年生シンガー、野元ノアの新曲 "つなぐよ"

広島に住む13歳のシンガー、野元ノアが新たな楽曲「つなぐよ」をリリースしました。この曲には、終戦・被爆から80年という歴史的な節目に、未来への平和の願いが込められています。ノアは、中学2年生ながら音楽に対する情熱を持ち、日々自らの音楽制作に励んでいます。

ノアの音楽との出会い

彼が音楽の世界に足を踏み入れたのは、幼少期からのダンスや歌のレッスンが始まりです。しかし、特に「ONE OK ROCK」との出会いによって、彼の中にロックアーティストとしての憧れが芽生えました。彼はカバー動画をSNSにアップし始めると、次第にその存在が広まり、アメリカの番組にも取り上げられるほどの注目を浴びるようになりました。在住地の広島を拠点に全国、さらには世界に向けて自らの声を発信する姿勢は、まさに時代を反映しているかのようです。

高崎晃との出会いとデビュー

彼の音楽人生において大きな転機が訪れたのは、2022年のこと。ロックバンドLOUDNESSのメンバーに自分の歌声を認められ、ZEPP HANEDAで共演する機会を得たことです。この経験により、彼の音楽活動は一層加速し、昨年3月には自身が作詞・作曲を手がけた「キャラクター」を配信し、作品デビューを果たしました。この曲は、のちに高崎晃氏が編曲を手がけつつ実現したもので、彼にとって特別な意味を持つ作品となっています。

新曲「つなぐよ」の誕生

ノアは、昨年からそれぞれの思いや体験を紡ぎながら、「つなぐよ」の制作に取り組んできました。特に被爆80年を迎える今年、広島という土地に根付く様々な思いを音楽に昇華し、リリースを決意しました。音楽制作に注力しつつ、彼は日常生活でも学校の放送部に在籍し、他の生徒との活動も続けています。

平和へ向けた心のメッセージ

ただの音楽活動にとどまらず、彼は政治や国際関係にも強い興味を抱き、周囲の人々への平和のメッセージを届けることを心掛けています。この新曲を通じて、ノアは彼の純粋な願いを届けたいと語ります。無邪気な13歳の少年が、音楽の力で「つなぐ」ことのできる未来に向けたメッセージを発信することに、どれだけの人々が心を動かされるかと、期待が寄せられます。

彼の活動と今後の展望

7月26日に配信開始した「つなぐよ」は、ノアが自らのメロディに込めた思いを、多くの人々に届けるべく製作された作品です。彼は今後も音楽の道を進む決意を固め、ソロアーティストとして多くのメッセージを発信し続けるでしょう。これからも彼の音楽が、リスナーの心に響き、様々な境界を越えてつながる小さなきっかけになることを願っています。