耳の神様を祀る新たな神社が堀病院に建立
2025年2月7日、広島県の堀病院にて、特別な神社の鎮座祭が盛大に行われました。この神社は、耳鼻咽喉科を専門とする堀病院の敷地内に建立されたもので、耳に関連する神様である、「耳明神社」が祀られています。この耳の神様は、古くから耳の病気平癒を願う人々に親しまれてきました。
鎮座祭とは?
鎮座祭は、新たに神殿を建立し、その神霊を鎮める特別な祭祀です。この祭りは「浄闇の闇の中」で営まれ、浄闇とは神事を行う際の清浄無垢な状態を意味します。祭りの様子には、玉串奉奠や巫女舞があり、神社の霊的な意義を強く感じさせます。
大山神社の分祀
堀病院に建立された神社は、広島県尾道市因島に位置する大山神社の分祀です。大山神社は、773年に創建された因島最古の神社で、海を望む高台にあります。1251年以上の歴史を有するこの神社は、地域の人々から信仰を集めています。そして、この神社の中には耳明神社という耳の神様がまつられ、耳の病気に悩む人々のための場所でもあります。
患者の心の拠り所
堀病院は、全国から訪れる耳に悩みを抱える患者さんたちに医療を提供してきました。病院の理念として、「患者さんの心の拠り所を作りたい」という思いがあります。耳鼻咽喉科での治療を通じて、医療の科学的な力だけでなく、精神的な支えとなることを目指しています。耳明神社の建立は、患者さんにとって心の拠り所としての役割を持つことでしょう。
今後の展望
今後、堀病院では年に一度、祭礼を行う予定です。この祭りを通じて、地域の人々や恩恵を受けた患者さんたちが一堂に会し、神様に感謝を捧げ、さらなる健康と幸せを願います。
堅固な医療体制と地域への貢献
堀病院は、1976年に開院し、以来耳鼻咽喉科の専門医院として成長を続けています。難聴、耳鳴り、めまいなど、様々な耳の症状に対応し、ここ15年間で行った耳の手術は1000例を超えています。院内には入院施設もあり、手術も実施しています。宇高毅医師が理事長を務め、耳鼻咽喉科関連の頭頚部の病気を総合的に治療できる体制を整備しています。
地元の神社との連携
大山神社は「自転車神社」としても知られ、特にサイクリストの安全祈願に訪れる人々に人気があります。耳の病気平癒を願う耳明神社も併設され、地域社会との強い結びつきを感じさせます。自然豊かな境内は、風や鳥のさえずりが響き、訪れる人々に癒しをもたらします。
結びに
堀病院に新たに建立された耳明神社は、耳の病気に悩む人々のための大切な拠り所です。今後も地域の人々と共に、新しい健康と平穏を願っていくことでしょう。ぜひ一度、耳の神様に会いに訪れてみてはいかがでしょうか。