大阪府のATMが地域の言葉でお出迎え!
大阪府内に設置されたイーネットATMが、地域ごとの方言でお客様をお迎えする新たなサービスを始めました。この試みは、より身近に感じられるATMとして、また地域の文化を大切にする一環として注目されています。2023年7月7日より、大阪府内のファミリーマート等に設置された873台のイーネットATMにて実施されるこのサービスは、各地域の特色を活かしたあたたかいご挨拶でお客様をお迎えします。
ご当地言葉での挨拶内容
新たに追加された音声サービスでは、ATMへのカードの挿入時には「いらっしゃいませ」という挨拶が、取引終了後には「ありがとうございました、またお越しください」と声がかけられます。これらの挨拶は、大阪大学大学院の高木千恵教授の監修のもと、地域代表の大学生たちによって収録されました。
設置エリア別の挨拶例
- - 摂津地域(豊中市、茨木市、吹田市、高槻市など)
「いつもお世話んなってます」
「ありがとうございます、お気をつけて」
「まいど、いつもお世話んなってます」
「おおきに、ありがとうございました」
- - 河内地域(東大阪市、枚方市、八尾市、門真市など)
「まいど、お世話んなってます」
「おおきに、またお願いします」
- - 和泉地域(堺市、和泉市、岸和田市、貝塚市など)
「まいど、お世話んなります」
「おおきに、またお願いしときます」
※北・中河内と南河内では同じフレーズでも、地域出身者が異なる音声を担当しています。
対象ATMの設置状況
2025年5月末現在、大阪府内のイーネットATMは1,067台設置されています。主な設置先にはファミリーマート931台、ライフ72台、デイリーヤマザキ26台などが含まれ、それぞれの店舗が地域に密着した形でサービスを提供しています。
全国への展開状況
イーネット社は、2012年から沖縄県でスタートしたご当地言葉対応ATMを推進しており、このたびの大阪府は20府県目の展開となります。これまでの実績としては、沖縄県、宮崎県、高知県、石川県、京都府などで同様のサービスが行われています。
このサービスは、単なるATMの利用を越えて、地域の文化や特色を感じる機会を提供します。ご利用の際は、ぜひ耳を澄ませて、地域の方言に触れてみてください。また、イーネットの公式ホームページでは全国のご当地言葉音声を聴くこともできますので、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
イーネットの公式サイトで、これらのご当地言葉音声を確認できます。