中高生による広島の海を守る謎解きイベント
2026年2月14日と15日に、広島で「高校生連携謎解きイベント」が行われました。このイベントは、一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島の主催、TOPPAN株式会社との協力によるもので、海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施されました。主な目的は、広島の海の現状や課題を学び、中高生が小学生にその重要性を伝えるためのものです。
イベントの概要
このイベントでは、海洋ごみの現状についての学びを深めるとともに、それを基にした教育教材の作成を目指しました。約5か月の準備期間を経て、参加者は自ら学んだことを小学生に伝えるための「謎解き」や教材作りに挑戦しました。ますます環境問題が重要視される中、若い世代がどのように関わり、解決の糸口を見出せるのかが鍵となっています。
- - 日程: 2026年2月14日(土)・15日(日) 10:00~16:00
- - 開催場所: 広島城上段
- - 参加人数: 31名(広島大学附属高校、近畿大学附属広島高等学校・中学校 福山校、愛媛県立松山西中等教育学校、なぎさ高校からの参加者)
- - 協力団体: TOPPAN株式会社、フラップゼロアルファ (謎解き講師)、広島県環境局、広島県漁業協同組合連合会
学びからのインプット
イベントに先立ち、中高生を対象にした授業で、広島県の海洋ごみ対策や水産業の取り組みについて学びました。具体的な内容として、以下の授業が行われました。
1.
海岸漂着ごみ対策株式会社からの授業では、広島県が産官学民の連携を通じて海洋ごみ削減を進めていることに焦点を当てました。これにより、プラスチック使用を減らし、市民の参加を促進しています。
2.
水産業と牡蠣養殖の取り組みでは、広島の牡蠣養殖の現状やその成長過程に加え、環境に配慮した方法での生産が紹介されました。
3.
海洋プラスチックの課題では、漁業者が化学物質や廃棄物の対策を講じ、資材の改良や実証実験が行われていることが解説されました。
4.
清掃活動の重要性については、効果的に人々にメッセージを伝える方法が紹介され、実践を通じた気づきが得られました。
このような授業を通じて、自分たちが何ができるのかを深く考える機会となり、次のステップであるアウトプットへとつながりました。
学びのアウトプットとしての謎解き制作
インプットを終えた中高生たちは、二日目に学びを言語化し、他者に伝えるための「謎解き制作」に取り組みました。各班は以下のテーマに基づいて謎解きを創作しました。
- - A班: 海での代替素材を使った取り組み
- - B班: 生分解性プラスチックの優しさ
- - C班: 持続可能な水産業
- - D班: ごみの循環
- - E班: 瀬戸内海のごみ問題
- - F班: 山と海のつながり
各班が設定したテーマに沿って、約3時間かけて試行錯誤しながら独自の謎解きを完成させました。これらのコンテンツは、後に開かれる「広島城オイスターフェス2026」で、小学生向けの無料体験イベントとして実施されることになりました。
小学生とのふれあい
当日のイベントでは、参加した中高生が運営スタッフとしても活躍。謎解きヒントパネルの前での来場者への声掛けを通じて、海洋ごみ問題についての意識を広めました。製作した謎解きパンフレットは800部準備され、内591名が謎解きをクリアする成果を上げました。
参加者からは、「牡蠣養殖でごみが出ていることに驚いた」、「謎解きを通じて海洋ごみの問題を知ることができた」といった感想が寄せられ、その活動が未来の環境活動への刺激になったことが伺えます。
未来への期待
このような経験を通じて中高生たちは、環境問題に対する理解を深め、社会への貢献を意識するようになりました。今後もこの活動が広がり、次世代を担う彼らがより多くの関心を持ち、行動を起こすきっかけとなることを期待しています。いっしょに広島の未来を考えていきましょう。