尾道の歴史を感じるスモールホテル「Arbor Onomichi」が2026年春に開業予定

尾道の新しい観光拠点「Arbor Onomichi」の誕生

広島県尾道市に、2026年の春、新たなスモールホテル「Arbor Onomichi」が誕生します。このホテルは、地域と観光客をつなぐハブとして、尾道の歴史的な魅力を活かす立地に位置しています。

歴史を感じる立地と施設の特徴

尾道市は、長年にわたり商港として栄えてきた街で、独特の坂道や路地、寺社群が点在するのが特徴です。今回、新しくホテルに生まれ変わるのは、かつて中国銀行尾道支店として利用されていた3階建ての建物です。この物件は、尾道本通り商店街と石見銀山街道が交わる交差点角に位置し、地元の人々にとっても親しみのある場所です。

「Arbor Onomichi」は、1階と2階が開放的な吹き抜け構造になっており、自然光が豊かに差し込みます。このスペースを活用し、コーヒーショップとパブを併設したラウンジエリアを設け、地域の方々にも気軽に利用していただける空間を用意します。

スモールホテルのコンセプト

「Arbor」はBackpackers Japanが運営し、主に地方都市への展開を目指すスモールホテルブランドで、今回が初めての出店となります。客室数を意図的に少なくし、地域との関係性を深められるスケール感が特徴です。宿泊客には観光情報や地元のおすすめスポットを提供し、街全体を楽しむ旅の拠点として活用していただければと思います。

地元に根ざした飲食体験

ホテル内には、Backpackers’ Japanが企画する「BERTH COFFEE」がカフェとして展開し、厳選されたスペシャルティコーヒーや自家製の焼き菓子が楽しめます。お客様には、地域の素材を使った朝食やブランチメニューもご用意し、地元の食文化を感じていただくことが可能です。また、夜はパブとして地域のプライドを誇るクラフトビールや、、独自のナチュラルワインも味わえる時間を提供します。

多様な客室とホスピタリティ

「Arbor Onomichi」では、全16室の客室が用意されており、シグネチャールームやファミリールーム、ダブルやツインの部屋も展開しています。またドミトリーも併設されており、さまざまなスタイルの旅行者に対応可能です。特に、約50㎡のシグネチャールームには、「Arbor」の独自の世界観が取り入れられ、特別なひとときを楽しむことができます。

地域への開かれたホテル

ホテルの重要な要素として、ローカルガイド機能を強化し、地域の魅力を十分に伝えられるようにします。宿泊客と地域住民が互いに心地よく過ごせるよう、地場の文化や歴史を尊重しながら地域案内を行うことにも力を入れています。

今後の展望

「Arbor Onomichi」は、株式会社TACKSELとBackpackers Japanが協力したプロジェクトであり、地域の活性化にも寄与することを目指しています。尾道市の中心で、観光客だけでなく地域の人々にも価値を提供できる「交流の拠点」として、今後の催しやイベントにも参加予定です。新しい観光スポットとして、多くの方々にご利用いただきたいと考えています。