セブンにAED設置
2025-07-01 20:43:18

川崎市内208店のセブン‐イレブンにAEDを設置、地域の安心を強化

川崎市内208店のセブン‐イレブンにAEDを設置、地域の安心を強化



川崎市は、2017年10月から市内のセブン‐イレブン208店舗に自動体外式除細動器(AED)を設置する取り組みを始めることになりました。この動きは、市民の安全を守るための重要な一歩であり、地域医療の向上を目指しています。

背景



これまで、川崎市では庁舎や学校、スポーツ関連施設や福祉施設にAEDの設置を進めてきました。しかし、これらの施設は主に利用者の多い日中に利用されるため、夜間や休日などの非利用時間帯にはAEDが使えないという課題がありました。そこで、市民が利用しやすいコンビニエンスストアへのAED設置が必要とされてきたのです。

協定の内容



川崎市は、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと「コンビニエンスストアへの自動体外式除細動器設置に係る基本協定書」を締結しました。これは神奈川県内の政令指定都市では初の試みとなります。協定に基づき、セブン‐イレブンの各店舗ではAEDを保管し、市民への貸出を行います。もちろん、店舗従業員がAEDの操作を指導したり、現場に同行することはありませんが、少なくともAEDの所在が明確になることは心強いでしょう。

AED設置の流れ



この取り組みは、2027年10月から本格的に始まります。川崎市では、セブン‐イレブン208店舗の他、公共施設を含む913台のAEDが設置される予定です。これにより、地域全体の救命活動の体制が強化され、市民が安心して暮らせる環境が整備されることを目指しています。

マスコットキャラクター「ロウル」



AEDの設置にあたっては、川崎のプロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」のマスコットキャラクターであるロウルがデザインされたAEDステッカーも作成されます。これは店舗の入り口付近に掲示され、AEDの発見を容易にします。この取り組みは、地域住民にとって親しみやすさを感じさせる要素となり、より積極的にAEDを利用しようという気持ちを高めることが期待されます。

今後の展望



川崎市は今回の協定を通じて、より多くの市民がAEDの存在を認知し、いざという時に迅速に手を差し伸べられる体制を確立することを目指しています。今後は、ガイドマップやホームページなどを通じて、AED設置場所の情報が公開される予定です。

この取り組みが成功すれば、地域住民の安心感は増し、救命活動が一層身近なものとなります。私たち一人ひとりが、AEDの存在を理解し、活用することで、地域の安全を共に守っていきましょう。

お問い合わせ先


川崎市健康福祉局保健医療政策部地域医療課
電話:044-200-2420

私たちの生活に密接に関わるAEDを身近に感じられる場所に設置することで、地域の絆をより一層深め、安心して暮らせる環境を実現していきましょう。


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