RYOSO米と国際支援
2025-12-02 16:07:31

両荘みらい学園3年生が国際協力に挑む「RYOSO米」プロジェクト

両荘みらい学園の3年生が「RYOSO米」で国際支援に挑む



2025年11月27日、加古川市立両荘みらい学園で「世界とつながる学び」をテーマにした講演会が行われました。この講演会は、全国的に展開されている特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトのもと、3年生の生徒が国際協力に触れる機会となりました。

講演会の目的と背景


この講演会は、両荘みらい学園の国際協力学習の歴史を受け継ぐもので、初めてこのプログラムに参加する3年生が、世界の現状を学び、具体的な行動を起こすことを目的としていました。生徒たちは、現在まさに米作りの学習を行っている最中で、自分たちの手で栽培した「RYOSO米」を通じて、世界の食糧支援に貢献することを決意しました。

平和について考える時間


講演会の冒頭、なかよし学園プロジェクトの代表である中村雄一氏が「平和とは何か?」という問いかけをし、生徒たちが自由に意見を交わしました。「戦争が起こるときには、互いの違いが強調されるが、笑顔や家族を大事にする気持ちには共通点もある」と中村氏は続け、世界の人々とのつながりの重要性に触れました。平和を作るためには、まずは心の中の「同じ」を見つけることが重要であると伝えました。

「RYOSO米」がつなぐ田んぼと世界


今講演会での中心となったのは、間違いなく「RYOSO米」です。このお米を通じて、両荘みらい学園の生徒たちは「世界で困っている誰かを助けたい」という気持ちを育んでいました。中村氏は、昨年度に送られたRYOSO米がアフリカの子どもたちの生活を支えた事例を紹介し、「日本からの支援は、思いがけず確実に届いている」と語りました。生徒たちは、自分たちが育てたお米が誰かの生活を支えるかもしれないという実感を持ち、次のステップを思い描いていました。

感想と今後の展望


生徒たちは、講演後に「戦争がなくなってほしい」「日本の物が使われているって嬉しい」といった感想を抱きました。教職員の井上早苗教諭は、「戦争や平和が教科書の中の話ではなく、現実問題として子どもたちに届いた」とその意義を語りました。また、子どもたちの活動が世界に影響を与えていることを実感することで、彼ら自身の学びも深まっているのです。

これまでの歩みと未来の可能性


両荘みらい学園と中村氏が代表を務めるなかよし学園プロジェクトの関係は、教科書寄付活動やウガンダとのオンライン交流など多岐にわたります。今回の講演会は、これまでの成果を踏まえた上で、3年生にとって学びの第一歩となりました。「RYOSO米」が今後も紛争地域への食糧支援として生かされる予定であり、子どもたちが作ったお米が他の子どもたちの命を支えることを通じて、教育の現場にも“平和”の実感が広がっていくのです。

結びとして


両荘みらい学園の生徒たちが託したRYOSO米は、ただのお米にとどまらず、遠く離れた国々の子どもたちとの“つながり”を形作る希望の架け橋となります。戦争や貧困のニュースのその先には、同じように笑顔を持つ仲間がいることを忘れず、彼らとのつながりを大切にしていきたいです。今後もこの活動を通じて、子どもたちの思いが平和の実現につながりますように。


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