新型ハイブリッド電力経営モデルが広島から始まる
広島市の株式会社ティーエスピーが、法人向けに新しい電力経営モデルを12月1日より開始します。このモデルは、再生可能エネルギーの導入が難しかった大型建物に最適な「ペラペラ太陽光」と系統用蓄電池を組み合わせたものです。これにより、脱炭素経営と収益化を同時に実現します。
新電力経営モデルの概要
このハイブリッドモデルは、工場や倉庫といった大規模法人を対象としています。ペラペラ太陽光を過積載で設置することで、自家消費を最大化し、余剰電力を系統用蓄電池に貯える仕組みです。さらに、この電力はFIT(固定価格買取制度)に依存せず、需給調整市場、容量市場、卸電力市場で運用され、収益化を図ります。
伝統的な太陽光発電の課題
これまでは、ガラス製のパネルが屋根の強度や構造によって設置できないケースが多く見られました。例えば、沿岸部や高層ビルなどでは様々な制約があり、法人需要家はせっかくの再生可能エネルギーの導入機会を逃していました。特に、土日祝日に余剰電力が発生することが多く、その多くを活用できていない現状が続いていました。
新モデルの特長
今回のモデルの特長は、超薄型・軽量な太陽光パネル「ペラペラ太陽光」を使用し、従来の太陽光パネルでは設置が難しい場所でも導入が可能なことです。これにより、前述のような課題をクリアし、新たな再エネ拠点としての活用が期待されます。
具体的な利点
- - 自家消費の最大化:余剰電力を系統用蓄電池にため、ビジネスの需要に合わせて電力を効果的に使用します。
- - 非常用電源として機能:停電時にも電源としての役割を果たし、事業継続計画(BCP)への活用が期待されます。
- - 市場運用ビジネスの実現:需給調整市場などで発電した電力が有効活用され、高い投資効率が実現できます。
ペラペラ太陽光とは
ペラペラ太陽光は、薄さ2~3mm、重量最軽量モデルで2.87kg/㎡という軽量設計の次世代型太陽光パネルです。この特性により、屋根の強度や設置場所に制約のある建物でも設置可能です。また、幅広い施工対象に対応できるため、多様なニーズに応えられます。
企業概要
株式会社ティーエスピーは1996年に設立され、「地球の未来を、太陽光エネルギーで創る」という理念のもと再生可能エネルギーの普及を目指しています。全国に27の専属施工チームを持ち、迅速な対応が可能です。また、今後も省エネと再エネの活用を進めていく方針です。
結論
広島市から発信されるこの新型ハイブリッド電力経営モデルは、企業に脱炭素化の取り組みを促すだけでなく、経済的な利益をももたらす革新的なソリューションです。再エネ導入に悩む法人需要家にとって、新たな選択肢となることでしょう。