広島の新たなシンボル『グラディス相生橋』
広島市中区に位置する分譲マンション『グラディス相生橋』が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞は、広島の豊かな歴史と未来を繋ぐ象徴的な建築としての評価を示しています。ここでは、その特徴やデザイン理念について詳しくご紹介します。
物件の背景
このマンションは、広島のシンボルである原爆ドーム近く、本川沿いに位置しています。近年、「ひろしまゲートパーク」の開発などが進むエリアで、地域に調和したデザインが求められます。その中で、「グラディス相生橋」は「記憶と未来を繋ぐ地」として、歴史を重んじながらも新しい価値を生み出す建築を追求しています。
デザインポイント
1. 外観デザイン
マンションの外観は、アイボリーとブロンズを基調としたモダンで落ち着いた印象を与えています。平和記念公園から一望できる設計で、静かな存在感を強調した水平ラインが特徴です。これは、周囲の風景や地域社会に馴染むように意図されたものです。
2. 屋上庇の美しさ
『グラディス相生橋』の屋上庇には、空に抜けるような高さが設計されています。夜間には間接照明が灯り、街の中に「平和の灯」として美しい明かりを提供します。このデザインは、リバーフロントならではの開放感を演出し、各住戸から素晴らしい眺めを愉しむことができます。
3. 折り壁の意義
平和の象徴として知られる折り鶴をモチーフにした「折り壁」は、エントランスから建物内部へと続きます。この壁は、居住者や来客に解放感と安心感を与えるデザインで、中庭へと自然に誘導されるように計画されています。
4. アプローチの工夫
エントランスアプローチは、敷地の形状に合わせて斜めに大きく鼓舞する庇で覆われています。風除室の後ろには、折り壁が連なり、来訪者を温かく迎えるデザインになっています。
受賞の評価
審査委員からは、この建物が河岸の風景に対して極めて配慮されている点が高く評価されました。バルコニーや壁面が統一感ある色調でまとめられており、過剰な装飾がないことで、周囲の環境と一体化しています。このようなデザインが、より多くの人々に憩いの場を提供することを目的としているのです。
まとめ
『グラディス相生橋』は、ただの集合住宅ではありません。広島の歴史や未来を感じられる心地よい空間として、地域に根ざした建築を実現しています。そのデザインは、多くの人々に愛され、広島の新たなシンボルとして輝くことでしょう。これからの広島の発展を見守る重要な拠点となることを期待しています。
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