新しいコミュニティスペース『ループ宮島』とは
広島県廿日市市に位置する、介護付き有料老人ホーム「スープ宮島」の隣に、2024年1月27日(月)にオープンする新しいコミュニティスペース『ループ宮島』。この施設は、年齢や背景を問わず多様な人々が集う交流の場を目指しており、「つなぐHIROSHIMA」プロジェクトの一環として開設されました。このプロジェクトは、地域の課題を解決することを目的に、広島ゆかりのデザイナーや若手クリエイターとの協力によって実現されたものです。
立地とデザイン
『ループ宮島』は、宮島の美しい景色を一望できる高台に位置しており、施設外観は穏やかで親しみやすいデザインです。テーマの「Loop=輪」からインスパイアを受けた環状型のウッドデッキが施され、循環型の地域コミュニティ作りを目指しています。ここは、住民や利用者が気軽に来訪し、生涯学習やサークル活動などに利用できるスペースとして位置づけられています。
SDGsとの関連
SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが進む現代において、『ループ宮島』は地域住民と介護施設の利用者が直接触れ合える機会を創造します。さまざまなイベントを通じて、世代を超えた人々が気軽に交流し、コミュニケーションを促す場としての役割が期待されています。利用者が集まり、自然な会話や活動が生まれやすい雰囲気作りが施されています。
プレオープンイベント「宮島フェス」
さらに、『ループ宮島』の開設に先立ち、2024年12月7日(土)にプレオープンイベント「宮島フェス」が開催されました。このフェスでは、廿日市市の名物であるけん玉体験やご当地グルメの屋台、大抽選会など、家族連れが楽しめる多彩なプログラムが用意され、多くの地域住民やこどもたちが参加しました。イベントには地元の区長や民生委員、ケアマネジャーなども駆けつけ、賑やかな交流の場となりました。
参加者からは「ベンチも整備されていてリラックスできる空間が魅力的」といった感想や、「ウッドデッキからの宮島の眺めは素敵で、散歩がてらにも立ち寄りたい」という声が寄せられました。既存の介護施設「スープ宮島」とともに、『ループ宮島』も地域コミュニティの拠点として、今後も様々な交流イベントを企画する予定です。
まとめ
『ループ宮島』は、地域とのつながりを重視し、介護施設と地域を結ぶ重要な役割を果たす場として期待されています。このような取り組みを通じて、すべての人々が前向きに暮らせる社会を創る一助となることが目指されています。今後の発展にますます注目が集まるでしょう。