広島市現代美術館で初開催！エイドリアン・バーグの作品展「無限の庭園」

エイドリアン・バーグ：無限の庭園展が広島で初開催

広島市現代美術館で、エイドリアン・バーグの初個展「無限の庭園」が2026年1月24日から4月12日まで開催されます。この展覧会は、バーグの約50年間にわたる風景画の探究を紹介する貴重な機会であり、一貫した庭園というテーマに沿った作品たちが一堂に集います。

エイドリアン・バーグとは？

エイドリアン・バーグ（1929-2011）は、風景画を追求し続けたイギリスの画家です。彼は、リージェンツ・パークのアトリエから見える風景を繰り返し描くことで知られ、複数の視点や時間軸を一つのキャンバスに織り交ぜる独自のスタイルで評価されています。本展では、彼のキャリアの初期から晩年までの作品約30点を展示し、彼の画家としての進化を追体験できる貴重な機会となります。

展覧会の主題「無限の庭園」

「無限の庭園」というタイトルが示すように、本展の焦点はバーグが描いた庭園というテーマに置かれています。彼の作品は、季節や天候、そして時間の流れに影響される自然の姿を表現しており、観覧者はその変化し続ける風景に没入することができます。会場では、バーグの作品だけでなく、関連する資料やスケッチブックも展示され、彼の思考過程をより深く理解する手助けとなるでしょう。

展覧会のハイライト

1. 日本初の個展！
エイドリアン・バーグの作品が日本でまとめて紹介されるのは初めてであり、イギリス風景画の伝統を受け継いだ彼の全貌が明らかになります。

2. 貴重な国内コレクションの展示
東京都現代美術館所蔵の作品を含む、日本からの初公開作品もあり、約20点の絵画が展示されます。

3. 2つの時期の作品を紹介
1960年代から80年代後半のリージェンツ・パークを描いた作品と、90年代以降の旅先や庭園の風景への広がりを示す作品に分けて、2つの時期をしっかりと理解できる構成になっています。