次世代応援体験を実現する実証実験
広島のスポーツシーンに新たな風を吹き込む、次世代の応援体験が間もなく実施されます。関西大学と帝人フロンティア株式会社、株式会社nu.は、広島サッカースタジアム(エディオンピースウイング広島)と共同で、1つの革新的な実証実験を行います。
この実証実験は、圧電センサーを搭載した応援タオルとスマートフォンを連携させ、観客の応援動作をリアルタイムでグラフィック化するというものです。6月22日(日)に行われるJ1リーグ横浜FC戦のパブリックビューイングで、この新しい応援スタイルが実際に試されます。
実験の詳細
実験の鍵となるのは、関西大学システム理工学部の田實研究室と帝人フロンティアが共同開発した「圧電組紐」と呼ばれるセンサーです。このセンサーは、振ったり、ねじったりといった動きを電気信号に変換することができます。この機能を活用し、観客がタオルを振ることで発生するデータを収集し、解析するのです。
株式会社nu.が開発したアニメーション演出と組み合わせることで、観客は自らの応援がスタジアムの巨大ビジョンにリアルタイムで映し出される体験ができます。さらに、各個人の応援の強さをランキング形式で発表することで、応援への没入感を高める試みも行われます。これにより、観客同士や試合への感情の共有がより一層強まります。
実証実験の実施概要
実証実験は以下のように行われます。
- - 日付: 6月22日(日)
- - 試合: 明治安田J1リーグ 第21節 サンフレッチェ広島 vs 横浜FC
- - 開始時間: 18:00
- - 会場: エディオンピースウイング広島
- - 入場時間: 一般入場 17:00 / 実験参加者 16:30
- - 想定来場者数: 500~700人
- - 実証対象者: 80名(一般公募による)
この試みにより、サッカー観戦を新しいICT技術で進化させ、地域におけるスポーツイベントの価値向上を図ります。また、今後のスポーツイベントや地域スタジアムでの体験強化にも大いに寄与することが期待されています。
新しい観戦スタイルへ
この実証実験は、スポーツ観戦の未来を切り開く一歩となることでしょう。観客の応援をリアルタイムで共有し、コミュニケーションの場を増やすことで、スタジアム全体が一体となった感動を味わうことができるのです。未来の応援文化を先取りしたいサポーター必見のイベント、ぜひ足を運んで、その目で確かめてみてはいかがでしょうか。