デジタル化で進化する広島県世羅町の子育て支援
広島県世羅町が、デジタル技術を活用した新たな子育て支援の取り組みを開始します。母子モ株式会社が提供する『子育てDX』の一環として、今月1日から「伴走型相談支援サービス」が運用を開始しました。このサービスでは、保護者が便利に手続きできる仕組みが整い、各家庭の子育て支援が充実します。
世羅町の子育てサポート
世羅町は「つながりあい・笑顔あふれる・未来の輪」をキャッチフレーズに掲げ、市民全体の子どもへの支援を目指しています。全ての子どもが尊重され、健やかに成長するための環境づくりを進めており、2021年4月からは母子手帳アプリ『母子モ』を導入し、地域に密着したサービスを提供しています。このアプリを通じて、妊産婦と子どもに関する健康データの記録や管理、予防接種のスケジュールが一元管理できるなど、多様な機能を備えています。
アプリで手続きが便利に
新たに導入された「伴走型相談支援サービス」によって、妊娠届出アンケートをオンラインで提出することが可能になり、更には母子手帳交付時の来庁予約もアプリから行えます。これにより、保護者は24時間どこからでも予約ができ、待ち時間や混雑の回避も実現しました。
世羅町の職員は、事前に予約やアンケートの内容を確認することで、より質の高い面談を提供できるようになります。これにより、電話での予約や事務処理の負担軽減にもつながり、住民へのサービス向上が図られています。
未来の世羅町を目指して
世羅町長の奥田正和氏は「妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援を大切にし、様々な分野での子育て支援をさらに充実させていきます」とコメントしています。今後もアプリ機能を強化し、住み続けたい町作りへと邁進する姿勢を示しています。
今後の期待
この『子育てDX』プロジェクトは、2030年までに妊娠から子育てまでの手続きを円滑に行うための情報提供や手間の軽減を目指しています。デジタル化が進むことで、多くの家庭が抱える不安や負担が軽減され、より安心して子育てができる環境へと進展することが期待されます。
利用方法
『母子モ』アプリは、App StoreまたはGoogle Playで「母子モ」と検索してダウンロード可能です。また、公式ウェブサイト(https://www.mchh.jp)でも情報が確認できます。世羅町在住者だけでなく、他の地域の保護者も利用できる内容となっています。
今後も世羅町の取り組みに注目し、子育て世帯が安心して生活できる環境作りに期待が高まります。