プロ野球月間「スカパー! サヨナラ賞」の受賞者発表
スカパー!は、プロ野球の魅力を高めるべく、2012年から月間「スカパー! サヨナラ賞」を設立しました。この賞は、セントラルとパシフィックリーグそれぞれから月間で最もインパクトのあるサヨナラ打を記録した選手に贈られます。受賞者にはトロフィーと共に30万円の賞金が贈呈される仕組みです。
2023年3、4月度の受賞選手が、5月16日に発表されました。セ・リーグは広島東洋カープの田村俊介選手、パ・リーグは北海道日本ハムファイターズの郡司裕也選手がそれぞれ栄誉を得ました。両選手は各自の会場で行われた表彰式に参加し、感謝の気持ちを述べました。
セ・リーグ受賞:田村俊介選手の劇的な活躍
田村選手の受賞は初めてとなります。彼がスカパー! サヨナラ賞を受賞するきっかけとなったのは、4月5日に行われた対横浜DeNA戦です。この試合では、延長11回の裏で無死走者なしの状態から、田村選手が代打で登場。初球を見事に捉え、右中間スタンドにサヨナラ本塁打を放つと、マツダスタジアムは熱狂の渦に包まれました。試合は7対7の緊迫した展開から田村選手の一振りで決着。
田村選手は試合後のコメントで「試合の行方がどうなるか分からない中、自分が何とかしたいという気持ちで打席に立った。ファンの応援が力となった」と語り、感謝の意を表しました。彼にとって、プロ初本塁打がサヨナラホームランになったことは特別な体験で、ファンに感謝の気持ちでいっぱいだと続けました。
パ・リーグ受賞:郡司裕也選手のプレー
郡司選手も初めての受賞です。彼が光るパフォーマンスを見せたのは、4月11日の埼玉西武戦。試合は延長12回に突入し、スコアは0対0のまま。二死二塁のチャンスが訪れると、代打に郡司選手が起用されます。彼はピッチャーとの対戦中に高い緊張感を抱えつつ、4球目を捉えてライトスタンドに飛ばす劇的なサヨナラ2点本塁打を打ちました。
試合後、郡司選手はファンの応援に感謝しつつ「このシーズン中にさらに劇的なホームランが生まれなければと願っている」と冗談混じりに話しました.。彼は試合を振り返り、最後まで応援してくれたファンに感謝の気持ちを表しました。
賞の意義
月間「スカパー! サヨナラ賞」は、毎月最も印象的なサヨナラ打を放った選手に贈られるもので、プロ野球の魅力をさらに引き立てる存在です。スカパー!は、2006年からプロ野球セ・パ両リーグ公式戦の全試合を放送し続け、その醍醐味をファンに届けています。この賞は、プロ野球界の発展に寄与するための一環です。
今後のシーズンでもどのような劇的な瞬間が生まれるのか、ファンとしては目が離せません。田村選手、郡司選手のこれからの活躍にも期待がかかります。