高木俊介パン科学技術振興財団の研究助成一覧
公益財団法人高木俊介パン科学技術振興財団が、2025年度の研究助成募集を2025年1月4日から開始します。この財団の目的は、広島県内の食文化向上にヒントを得た研究者をサポートすることです。
高木俊介パン科学技術振興財団とは
この財団は、広島に本拠を置く「アンデルセングループ」の創業者、高木俊介によって1986年に設立されました。高木氏は、パン業界の発展を通じて食文化を育むことを目指しています。これまでに、関わった研究者には、酵母関連やパン科学に関する研究に対して78件、合計8,150万円の助成が行われてきました。
2025年度研究助成の概要
研究助成の受付期間は2025年1月4日から31日です。助成期間は2025年4月1日から2026年3月31日までの1年間で、対象研究者は広島県内の研究機関に所属する方や県内在住の研究者です。
助成内容
- - 通常助成: 酵母またはパン科学技術に関する研究で、1件あたり最大100万円、合計2件を予定。
- - 若手研究者対象助成: 39歳以下の研究者を対象に、1件あたり最大50万円を予定。
助成総額は約250万円を見込んでいます。若手研究者は通常助成との併願も可能です。これにより、新たな視点からの研究も促進されることが期待されています。
応募方法と問い合わせ
応募を希望する方は、所定の応募用紙に必要事項を記入して、当財団宛に郵送してください。問い合わせ先は以下の通りです:
アンデルセングループの歴史とビジョン
高木俊介氏は1948年に広島市で「タカキのパン」を創業しました。当時彼は「本物のおいしいパンを届け、食生活を楽しく」することを目指しました。これが今日の「アンデルセングループ」に繋がる基盤となっています。
現在、グループには、小売直営店の「アンデルセン」、フランチャイズ展開を行う「リトルマーメイド」、石窯パンを中心とした商業展開を行う「タカキベーカリー」があります。それぞれの店舗で、多様なパンを通じて地域に密着したサービスを提供しています。
今後も、創業当時の想い「食卓に幸せを運ぶ」という理念を大切にし、質の高い製品の提供に努めていくことでしょう。広島のパン文化の発展を支えるこの助成プログラムは、地域とその未来を豊かにするための重要なステップとなるのです。