守谷高校のSDGsカルタ
2025-09-09 13:41:31

茨城守谷高校が紡ぐ『SDGsカルタ』の国際平和教育

茨城守谷高校が紡ぐ『SDGsカルタ』の国際平和教育



国を越えて広がる平和の輪


茨城県立守谷高等学校の生徒たちは、社会問題や環境問題について深く考えさせられる機会を持ちました。その中で生まれたのが、彼ら自身が制作した「SDGsカルタ」です。このカルタは、単なる遊びの道具ではなく、国境を越えて様々な国で平和教育のツールとして活用されています。特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが関与し、全国の学校と連携しながら、平和、環境、SDGsに焦点を当てたカルタを通じて、平和の大切さを学んでいます。

使われるカルタの背景


守谷高校が制作した「SDGsカルタ」は、すでにケニア、シリア、ルワンダでの教育現場で採用されています。それぞれの国において、現地の子どもたちが遊びながらも、平和や環境について考えるきっかけとなっているとの報告があります。

講演会での意義


2025年9月8日、守谷高校で開催された探究授業講演会では、なかよし学園プロジェクトの代表である中村雄一が講演を行いました。彼はこのカルタの国際的な活用事例について紹介し、特にシリアでは交流授業として使用され、子どもたちが平和への想いを共有する場が生み出されたこと、ルワンダでは過去の悲劇を乗り越えるための教育に寄与している様子が語られました。

シリアからの手紙と折り鶴


更に講演会では、シリアの子どもたちから届いた手紙や折り鶴が守谷高校の生徒代表に手渡される瞬間がありました。生徒たちは、学びの結果が遠くの国の子どもたちとの繋がりとなっていることを実感しました。このような体験を通して、彼らは自身の意識が国際的な平和構築にどう貢献できるかを考えるようになったのです。

国際的な評価と拡がり


守谷高校での「SDGsカルタ」の取り組みは、国連のACUNS学術会議でも紹介され、日本の高校生たちの平和教育に対する真摯な姿勢が国際社会で評価されました。これを機に多くの学校でも探究型の教育が広がっており、愛知県の名古屋市立扇台中学校では「防災カルタ」が作成され、危機管理に役立つ教育が展開されています。

地域から世界へ広がる活動


広島県の青河小学校や鹿児島県の三島竹島学園など、各地で地域資源を活用した教材が制作され、世界中の子どもたちに日本文化や教育を届ける取り組みが進んでいます。これにより、日本の教育現場から世界の子どもたちと共に未来を築く新しい教育モデルが形成されています。

グローバル人材の育成


なかよし学園プロジェクトの活動は、生徒たちに国際的な視点を与えることに成功しています。彼らはカルタ作成や講演会を通じて、自身の学びを国際社会に活かす経験を積んでおり、新しいグローバル人材として成長しています。生徒たちは、シリアの子どもたちとの交流を通じて、国境を越えた理解と交流の重要性を実感しました。

教員の思い


守谷高校の教員も、生徒たちが自ら制作したカルタが国際的な役割を果たしていることに驚き、誇りに思っています。「平和を願う気持ちは国境を越える」という想いが伝わっており、そうした教育プログラムが生徒たちの意識を広げるきっかけに繋がっています。

今後の展望


守谷高校の「SDGsカルタ」の取り組みは、全国の多くの学校と連携しながら進化し続けています。なかよし学園プロジェクトは、引き続き未来への架け橋となる教育モデルを確立し、日本に留まらず国際的な影響力を持つ活動を展開していくことでしょう。また、このような活動が地域と国際を結ぶ新しい教育の形を生み出すことが期待されています。


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