広島県呉市にラキール新オフィス開設地方創生へ向けた新たな挑戦

ラキール、広島県呉市に進出

株式会社ラキールが広島県呉市に新たな拠点となる「呉オフィス」を設立し、100％子会社である「ラキール呉」も同時にスタートします。これにより、最新技術を使用したシステム開発を行いながら、地域の活性化を目指すという大きなビジョンを掲げています。

地方創生への強い思い

現在、広島県の呉市では少子化や人口減少が深刻な問題として浮上しており、特に若者層の都市外流出が課題になっています。若者が進学や就職をきっかけに県外へ離れ、特にシステムエンジニアの職が集中する都市部への流入が著しいのです。これに対し、ラキールの代表取締役である久保努氏は呉市出身であり、地域への貢献に強い意志を持っています。

呉市での新たな挑戦

ラキールが目指すのは、呉市で「私らしく輝く」仕事の機会を提供すること。これにより、地域の人々が自分らしさを発揮しながら働ける環境を整備し、広島県呉市と共に地方創生を実現していく計画です。具体的には、2025年4月23日より行われるラキール呉の採用活動では、優れたDX人材を育てるための取り組みが進められます。

人材育成の取り組み

ラキールでは、優秀なDX人材を育成し、呉市でも東京に負けない最先端のシステム開発環境を提供するとしています。企業のデジタルトランスフォーメーションを支援することで、地域企業の成長を促進し、さらには活気ある仕事場を提供することを目指しています。

市長の歓迎コメント

呉市の新原芳明市長は、新オフィスおよび子会社の設立を大変喜ばしく思っており、呉市への進出が新たな雇用機会創出や地域活性化に貢献することを期待しています。特に、若者や女性が働きたくなる職場環境の整備を求めているとのことで、ラキールとの協力が重要になると強調されています。

地元の期待と未来への展望

久保社長は広島・呉市の地域住民に感謝の意を表しつつ、これまでの経験を活かして呉市でも魅力的な仕事を創出し、DX人材を育成することに意気込んでいます。彼は、地域の若者の流出を防ぎ、逆に移住者を増やすことによって、地方創生に貢献したいと考えています。

地方創生が求められる今、ラキールが進める新たな取り組みは、多くの人々に希望をもたらすことでしょう。呉市の未来がどのように変わっていくのか、非常に楽しみです。

ラキールの基本情報

ラキールは2005年に設立され、2012年からは独自のプロダクトブランド「LaKeel」としてクラウド型システムの開発を行っています。2021年には東京証券取引所に上場し、デジタルトランスフォーメーションの推進に貢献する企業として成長を続けています。従業員が安心して働ける職場環境作りにも注力しており、「健康経営優良法人」にも三年連続で認定されています。

このような取り組みを通じて、呉市は新たな活力を取り戻し、地域の若者たちが自分のキャリアを築ける場所になることを期待したい。