高齢者向けアプリ『凄いTodo』誕生の裏側
大学の図書館で時折見かける高齢者の方々が、目を細めながらスマートフォンを操作する姿。このような情景から、最近リリースされた高齢者向けアプリ「凄いTodo」が誕生しました。これまでに5つのシニア向けアプリを展開してきたFoodmenu.world株式会社が新たに追加したアプリですが、実はこのリリースには波紋が広がっています。
シニア向けアプリの誕生背景
Foodmenu.world株式会社は、「世の中の役に立つならとりあえず作ってみる」という精神で、高齢者向けのアプリを開発しています。これまでリリースされた「シニアメモ」や「シニアカレンダー」など、シニアの方々が使いやすいように工夫が凝らされたアプリ群は、視覚的にも操作面でも配慮が行き届いています。
特に、アプリの設計は“文字の大きさ”や“シンプルさ”に重きを置いており、視力に不安のあるシニア層でも直感的に使うことができることを目指しています。実際、彼らが新たに開発した「シニア電卓」や「シニア日記」は、多くの高齢者に好評を得ているようです。
当初の計画と変更
当初、開発者は「凄いTodo」をシニアシリーズの一環として開発しようとしていました。しかし、開発が進むにつれ、彼はシンプルさを追求する中で様々な便利機能を次々と付加していくことになります。その過程で、同アプリが高齢者専用のものには収まらない、より広範な利用者にとっても使いやすい一品になる予感がしてきたのです。
シンプルさの探求
「シンプルとは何か」という考えのもとに、代表はアプリの機能を取捨選択し、操作の迷いを無くす設計に挑みました。しかし、Todoリストのアプリにおいては、箇条書きだけでは足りないという結論に達しました。彼は、「病院に行く」リストの中に重要な情報を添付したり、さらなるサブタスクの登録機能が必要だと感じたのです。
機能追加と開発の深層
開発者はやり忘れを防ぐためのカレンダー管理やサジェスト機能、さらには通知設定など、便利な機能を追加していきました。それでも、彼はこのアプリが本当に高齢者向けなのか疑問に思うようになります。これまでの努力を踏まえ、彼は「凄いTodo」を高齢者に限らず、幅広いユーザーに受け入れられうるアプリにしようと決意しました。
現場からの謝罪
そして、開発者は頭を抱えつつ、シニア向けとしてのリリースを目指すのではなく、「凄いTodo」という新しい名前での一般リリースに踏み切りました。彼は「開発者としての自分の期待を裏切る形になったこと」を謝罪しています。多機能でありながら、視覚的な配慮が行き届いたこのアプリは、ただの高齢者向けアプリと一言では片付けられない完成度を誇っています。
おわりに
高齢者が日常生活の中でデジタル機器を使うことが当たり前となる中、彼らに特化したアプリが求められています。「凄いTodo」は、その名の通り、高齢者だけでなくあらゆる年齢層の方に役立つアプリです。今回の開発経緯は、ただの機能追加に留まらず、開発者自身が試行錯誤を繰り返し、ユーザーのニーズに耳を傾け続けた成果と言えるでしょう。
アプリのダウンロードは以下のリンクから可能です:
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これからもシニア世代の皆様のために、使い勝手の良いアプリ展開を期待したいところです。