広島発!新たなデータ連携基盤「Fractale」クローズドα版が年内登場
ダッタラ株式会社が手掛ける新しいデータ連携基盤「Fractale」(フラクタル)が、年内にクローズドα版の提供を開始します。この基盤は、時空間IDを使用し、国内外のオープンデータを横断して扱える革新的なプラットフォームです。
Fractaleとは?
Fractaleは、世界中のオープンデータセットを「検索ひとつ」で探し出せるコンセプトを目指しています。この基盤は、興味があるデータセットを選ぶことで、公開元や地域、期間、ライセンスといったメタ情報を得られ、例えばBIツールや機械学習、アプリ開発に即利用可能な形でデータを取得できます。
さらに、Fractaleは、時空間IDを活用したデータ統合の基盤として、異なる分野のデータを同一の文脈で扱えるようにすることを目的としています。観光情報と交通状況の関連性、防災と人口動態の結びつき、さらには都市開発における経済指標の分析など、様々な分野の知見を統合することで、より実効性のあるデータ分析が可能となります。
年内クローズドα版の体験内容
今回のクローズドα版は、招待制を通じて特定のユーザーに提供されます。この版では、以下のような体験が可能です。
- - 国内のオープンデータを分野や地域を越えてブラウズする体験
- - データの公開元や利用条件、想定活用領域などを整理したメタ情報を参照
- - 正しい利用方法やデータ活用のポイントを学ぶことができるガイドライン
これにより、ユーザーは実務に近い形でデータ基盤の改善にフィードバックを提供し、使いやすさを向上させる手助けをすることが期待されています。
「Startup Japan 2025 Osaka」での先行発表
2025年に大阪で開催される「Startup Japan 2025」では、Fractaleのコンセプトとクローズドα版に基づくデモ展示が行われ、来場者には観光、都市計画、防災、医療、教育などの多様な分野でのデータ活用イメージを紹介します。また、自治体や企業、大学との共創プロジェクトの重要性についても議論が交わされます。
- - 日時: 2025年12月17日(水)〜18日(木)10:00〜17:00(予定)
- - 会場: マイドームおおさか
- - 主催: Eight(Sansan株式会社)
Fractaleが目指す未来
Fractaleを通じて、時空間IDを共通の基盤とすることで、これまで個別に扱われてきたデータを有機的に統合し、特に観光施策や交通、災害対策において新しい意思決定の形を提供します。これにより、複数の分野にまたがるデータの関連性を考慮した高度な分析が進むと期待されています。フラクタルの提供により、「リアルワールドOS」としてのデータ基盤構築が進化していくでしょう。
ダッタラ株式会社について
ダッタラは「人とデータを繋ぎ、テクノロジーで世界をデザインする」を企業理念に掲げ、最先端のAI技術やデジタルツイン、因果推論を活用して社会の複雑な課題に論理的かつ実証的な解決策を提供しています。持続可能な成長と社会の革新を目指し、今後も多様なデータを駆使したサービスを展開していくでしょう。
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