ツルハHDがDX戦略を加速!SmartDBの本格利用開始
株式会社ツルハホールディングス(以下、ツルハHD)は、日本全国で2,658店舗を展開するドラッグストア業界のリーダーとして、業務デジタル化を進めています。この度、クラウドサービスを提供する株式会社ドリーム・アーツとの協力により、業務デジタル化クラウド「SmartDB」を本格的に導入しました。この決定は、会社の内部統制を強化し、新リース会計基準に準拠するための重要なステップとなります。
SmartDB導入の背景と目的
ツルハHDは、様々な業務を効率的に管理するために、店舗情報や契約情報の一元管理が求められていました。これまでの運用では、店舗の基本情報が複数の部門で分散して管理されており、Excelを使った管理台帳が散在していたため、データの整合性が取れない状況が続いていました。特に、リース契約に関する情報が複雑であるため、更新時に多くの課題が発生していました。これらの問題を解決すべく、SmartDBが導入されたのです。
2024年5月には一部の部門で業務アプリを利用開始し、2025年3月には全社的に「店舗マスタ」と「契約管理台帳」を整備しました。これにより、内部統制が強化され、店舗経営に関わる業務効率が飛躍的に向上しています。
SmartDB導入による期待される効果
SmartDBを介して、ツルハHDは店舗情報を一元管理できるようになりました。このプラットフォームにより、情報の新規登録や更新時の履歴管理が完全にデジタル化され、業務の透明性が確保されています。特に、「契約管理台帳」との連携により、最新のマスタ情報に基づいた効率的な業務遂行が実現しました。
具体的には以下のような効果が期待されています:
- - 最新情報の一元管理: 全社員が最新の店舗情報にアクセスできる環境を提供。
- - 迅速な意思決定: 正確なデータが揃うことで、迅速かつ正確な経営判断ができる体制に。
- - 柔軟なシステム対応: 新リース会計基準への迅速な適応が可能。
これらの改変により、内部の業務プロセスがデジタル化され、管理コストが削減される見込みです。さらに、データ分析の結果を業務改善に結びつける取り組みも進行中です。
今後の展開
今後は、SmartDBから得た最新データを活用し、基幹システムとの連携を強化する計画です。BIツールや予算管理システムとの結びつきも視野に入れており、店舗ごとの売上や経費データを連携させ、経営報告資料の自動生成も見込まれています。
また、非IT部門も自身でデジタルツールを活用し、ノーコードでの開発を進めることで「デジタルの民主化」を目指します。この取り組みにより、ツルハHDはグループ全体の業務効率を高め、競争力を強化していくことができます。
まとめ
ツルハHDのSmartDB導入は、単なるシステムの変更に留まらず、業務全体のデジタル化を促進し、業務プロセスを革新する大きな一歩です。これまでの課題を乗り越え、さらに効率的な業務運営を目指すツルハHDに期待が高まります。今後の進展に目が離せません。