江田島で牡蠣学ぶ
2025-08-01 15:01:34

江田島で牡蠣を学ぼう!次世代のための調査団の取り組み

江田島で牡蠣を学ぶ!次世代のための「瀬戸内こども牡蠣調査団」



2024年7月24日と25日の二日間、広島県の江田島で「瀬戸内こども牡蠣調査団」が開催されました。このイベントは、子どもたちが広島の豊かな海の環境や牡蠣の養殖について学ぶ素晴らしい機会となったのです。

調査団の概要



この調査団は、一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島が開催。参加者は小学5年生から中学2年生までの22名で構成され、その目的は江田島の里海や干潟、牡蠣の生育に関する真実を探求することでした。協力団体として地域の公的機関や教育機関も参加し、子どもたちの成長を支援しました。

里海と干潟の生態系を体験



調査団は、まず自然環境体験学習施設「さとうみ科学館」を訪れました。そこで、江田島の海の特徴やその生態系について館長から特別講義を受けました。この知識を基に、午後から実際にフィールドでの調査が始まります。最初に向かったのが、里海を支えるプランクトンの採集です。子どもたちはプランクトンを採集し、顕微鏡で観察することで海の生態系への理解を深めました。

続いて訪れたのが「島戸川河口干潟」。ここではカニや干潟に生息する様々な生物について実際に観察し、自分の足で干潟を歩きながら、その環境の重要性を体感しました。特に、絶滅危惧種であるハクセンシオマネキの存在を知り、干潟の生物多様性に驚いた様子の団員たちが印象的でした。

牡蠣養殖の現場を探る



調査の2日目には、江田島の名物である牡蠣の養殖についての調査が行われました。漁師の寺本さんの協力を得て、牡蠣いかだの現場に向かいました。揺れるいかだの上で、子どもたちは実際に牡蠣の生長を間近で観察し、その過程での科学的な知識を学びました。

また、牡蠣養殖の現状についても学び、環境への配慮が必要だと気づく場面もありました。特に、海洋ごみ問題についても考える機会が与えられたことで、子どもたちの意識が高まったようです。

江田島の牡蠣加工工場の見学



昼食は、廃校跡地に建設された牡蠣の加工工場併設レストランでのランチ。子どもたちは美味しいカキフライを楽しんだ後、加工工場「江田島オイスターファクトリー」を見学しました。新鮮な牡蠣がいかにして加工され、地域の経済を支えているかを実感しました。

未来への提案と次回予告



最後には、江田島の牡蠣ブランド向上のためのアイデアをグループで発表する場がありました。中でも「牡蠣せんべい」の提案が多くの賛同を集め、子どもたちの創造力に感心しました。このイベントを通じて、自己表現やチームワークの重要性も学ぶことができたようです。

今後、調査団は牡蠣の幼生を実際に飼育する活動に進みます。環境を再現した水槽での観察を通じて、より深い理解を促進する計画です。子どもたちは海や牡蠣について学んだことを次世代に伝える重要な役割を果たすことになるでしょう。

結論



江田島の牡蠣を通して、子どもたちは海の大切さを学び、さまざまな視点から環境問題について考える貴重な経験を得ました。この「瀬戸内こども牡蠣調査団」の活動は、地域や子どもたちに未来に向けた大切なメッセージを届けることを目指しています。今後もこの取り組みに注目していきたいと思います。


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