「ちから」が描く未来 - 広島の伝統うどんと和菓子文化の継承と新たな挑戦
創業から90年の歴史を誇る株式会社ちからは、広島の人々に親しまれ続けてきたうどんと和菓子の名店です。2025年に迎える創業90周年という節目に向けて、同社は「100年企業」を目指し、地域の食文化を支えるために新たな挑戦を続けています。
うどんと和菓子の文化を守る
ちからが大切にしているのは、広島独特の「うどんと和菓子を一緒に楽しむ」という食文化です。創業日である6月10日を「うどんと和菓子をいっしょに食べる日」として一般社団法人日本記念日協会に登録し、地域の人々に広く知ってもらう活動を展開しています。特別キャンペーンを通じて、和菓子はうどんの添え物ではなく、味のパートナーであることを印象付けています。
厳格な品質管理と未来へのビジョン
代表の小林正記氏は、「ちから」は単なる飲食チェーンではなく、未来に向けた視線を常に持ち続けていると説明します。1995年に設置した品質管理課では、微生物学や理化学的な観点から商品の品質を厳しく監視しており、これにより多くの人々に愛される味を維持しています。特に「ちからのだし」は国際的な品質評価機関から16年連続で金賞を受賞し、広島県の特産品としても認定されています。
こだわりのうどんと和菓子
広島の人々から愛されるちからのうどんは、柔らかく、微細なだしとの相性が抜群です。「肉うどん」や「天ぷらうどん」、「カレーうどん」など、種類豊富なメニューを展開しており、全てが本物の味にこだわっています。また、和菓子には北海道産の小豆を使用した「おはぎ」があり、地元産のもち米を用いた優しい甘さが特徴です。
次世代へ受け継ぐ味の本質
創業100周年に向けて、ちからは次世代への味の継承を強化しています。商品開発チームは、プロの職人から一般家庭での使用を想定し、多様性に富んだ商品を開発中です。「ちからのだし」や「ちからのつゆ」の液化ボトルタイプの製品化も進めており、時代に即した進化を図りつつも、伝統的な味わいを守っていく姿勢は揺るぎません。
未来へつなぐ食の体験
ちからは、広島の皆さまや訪れる方々にとって欠かせない存在であり続けることを誓っています。「あー、美味しい」と感じる笑顔を引き出すために、長い歴史と地域への愛情を持ちながら挑戦を続けます。これからも、広島の食文化を色濃く映し出すちからの「凄さ」を体験してみてください。