新しいヴィーガンビュッフェを福山で体験
広島県福山市に位置する福山オリエンタルホテルのレストラン「モンローズ」が、2024年12月13日より福山市で初めてとなるヴィーガン対応のビュッフェ朝食を開始しました。この取り組みは、食の多様性を重視し、すべてのお客様が安心して楽しめる環境を提供することを目指しています。
ヴィーガンメニューを始めた背景
この新しいメニューの企画のきっかけとなったのは、広島県観光連盟が主催する「ベジタリアン・ヴィーガン/ムスリム 食の多様化セミナー」への参加でした。そこで、旅先で食事に困っているヴィーガンの人々の現状を知り、すべての人が同じテーブルで楽しい食事の時間を過ごせることが大切だと実感しました。そのため、既存メニューの見直しから始め、ヴィーガンの方々にも楽しんでもらえる料理の開発を行いました。
メニューの工夫と内容
モンローズでは、毎日30品以上の料理を提供することを目指し、すべてのメニューにはアレルゲンマークとヴィーガン(V)マークを表示しています。具体的には、次のような特徴あるメニューが用意されています。
お味噌汁
従来の鰹出汁の代わりに昆布や野菜の出汁を使用したヴィーガン向けのお味噌汁を提供。お客様自身が味噌を溶いて食べる形式で、より多くの方に楽しんでもらえるよう工夫されています。これにより、お味噌汁がさらに美味しくなりました。
お惣菜
地元の新鮮な野菜をふんだんに使い、自家製の麹調味料で風味を引き立てたお惣菜も大きな特徴です。昆布やきのこの出汁を利用することで、味わい深い一皿に仕上げられています。
パン
地元のベーカリー「マルク・パージュ」とのコラボレーションにより、ヴィーガン向けのパンも楽しめるようになりました。これまで7種類が用意されており、どのパンもヴィーガンでない方にも高い評価を得ています。
お客様の声
ビュッフェの提供が始まってから半年も経っていないものの、すでに多くのお客様から好評の声が寄せられています。「お野菜が豊富で嬉しい」「具だくさんの味噌汁は本当に美味しい」「しっかりとした表示があって安心」といった感想が寄せられ、特に健康志向の方に支持されています。
地域への貢献とサステナビリティ
モンローズのチーフ、堀礼佳さんは、福山オリエンタルホテルが地域の新鮮食材を使用することを大事にし、「身土不二」の理念に基づく料理を提供しています。この活動は、サステイナブルな地元経済の発展にも寄与しており、観光客に対しても地域の魅力を味わってもらえるような工夫がなされています。
まとめ
福山オリエンタルホテルの「モンローズ」は、ただの朝食ビュッフェではなく、全ての人が集い、笑顔で食事を楽しむことができる場を提供しています。これからも食の多様性を重視し続け、地域と共に成長するレストランとして注目されることでしょう。興味のある方はぜひ足を運んで、健康で美味しい朝食を楽しんでみてください。