地域密着型『住まいの安心窓口』が提供する新たな支援の形とは
2025年11月、広島市にある株式会社ヤクルト山陽がスタートさせる新事業『住まいの安心窓口』。この事業において制度設計支援や社員教育を担うのが、同じく広島市に本社を置く株式会社キャリーライフです。高齢化や空き家の問題が切実な地域において、この新たな取り組みがどのような意味を持つのか深掘りしていきます。
住まいに関する不安を解消するための新事業
ヤクルト山陽は、長年地域住民との関係を築いてきた企業です。その中で、実際に多くのご家庭から「実家の管理」や「住み替え」、「介護リフォーム」、「空き家対策」といった声が寄せられています。高齢化の進行や空き家問題が顕在化する今、地域住民が住まいに関して抱える不安を軽減するために、『住まいの安心窓口』が立ち上げられました。
キャリーライフがこのプロジェクトに参画することで、地域の住民が安心して住まいについて相談できる「入口」を作ることを目指しています。具体的には、相談フローの設計や、社員教育、運用支援などを通じて、地域密着型の新しい住まい支援の形を模索しています。
三本柱の支援体制
キャリーライフは今回の取り組みを、次の三つの柱をもとに進めています。
1.
制度設計支援:相談フローや紹介基準、情報整理シートなどの設計を行い、住まいに関する相談をスムーズにする仕組みを構築。
2.
社員教育:住まい、相続、介護に関する基礎知識を学ぶ講座を実施し、実践的なロールプレイ指導も行うことで、社員のスキルを向上させています。
3.
アドバイザー伴走:運用が始まった後も、現場での相談に対するアドバイスや提携先との調整を行い、いかに改善していくかを共に考えるサポートを提供。
この取り組みによって、地域の方々が家に関する様々な悩みについて気軽に相談できる環境が整いつつあります。パートナーシップを活用し、安心して暮らせる地域社会の実現を目指しています。
社会的な意義を考える
キャリーライフは、今回の事業を単なる新規事業にとどめず、地域企業が社会課題に対してどうアプローチするかを示す「住まいのカイゼンモデル」として位置付けています。この新しい試みは、他の業種でも展開可能であり、保険、流通、介護、建設といったさまざまな地域に密着した企業との連携を目指しています。
空き家や実家に関する問題を、企業が地域支援の一環として解決していく仕組みを広島から全国へ拡大していくため、キャリーライフの挑戦は続きます。地域の持続可能な発展に向けて、これからの展開から目が離せません。
会社概要
最後にキャリーライフの概要を紹介します。株式会社キャリーライフは、広島市安佐南区に本社を置く企業で、代表は中川儀幸氏です。2014年7月に設立され、主に空き家予防、家じまい、営業代行といった事業も展開しています。
会社情報
- - 会社名:株式会社キャリーライフ
- - 所在地:広島市安佐南区伴中央7丁目14-16-8
- - 代表者:中川儀幸
- - 設立:2024年7月
- - 事業内容:空き家予防、家じまい、営業代行
お問い合わせ
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