長崎でつなぐ平和の思い
2025年の被爆80周年を迎える長崎で、株式会社長崎国際テレビが新たに始めたプロジェクト『Pass The BATON』。この取り組みは、戦争と核の悲劇を忘れず、次世代にその想いを引き継ぐことを目的としています。特に、8月1日から17日を「平和ウィーク」と位置づけ、様々な形でそのメッセージを届ける予定です。
プロジェクトの概要
『Pass The BATON』は、長崎に特化したメディアとして、次世代に向けた平和の記憶と祈りを発信していきます。報道特集やドキュメンタリー、ライブイベント、展示といった多様な形式で、様々な世代や視点から平和に関するメッセージを伝え、過去の記憶を未来へつなげようとしています。
主な取り組み内容
- - 報道: 若者たちの声や被爆者の証言を通じ、平和の大切さを伝える特集を組んでいます。なかでも、NIB news every.では『Pass The BATON』シリーズとして、被爆者や若者の視点から平和の在り方を深掘りします。
- - 展示・体験: 平和とテクノロジーを結び付けた参加型展示を計画。VRやAI技術を駆使し、デジタルコンテンツとして新しい形の平和の発信を目指す予定です。
- - 音楽イベント: さだまさしさんを中心としたコンサートやワークショップなど、多彩なアーティストが参加し、音楽を通じた平和のメッセージを発信。特に、稲佐山公園での無料野外コンサートは、多世代が集う貴重な場となります。
年間のイベントスケジュール
8月1日
長崎市内の複数メディアが合同で「被爆80年 長崎メディア共同プロジェクト」を行う中継が行われます。
8月6日
両被爆地を結ぶ特別番組「NEVER AGAIN × Pass The BATON」が放送され、平和に対する若者たちの意識調査が紹介されます。
8月9日
被爆の日には報道特別番組が放送され、池上彰さんが現在の平和状況について生中継で伝えます。
8月11日
「ミライの平和活動展」では、最新のテクノロジーを利用した展示が長崎原爆資料館で行われ、映画とのコラボレーション企画もお目見えします。
8月16日
MISIAさんが登場する特別ライブ「CANDLE NIGHT」において、幻想的な光の中で平和のメッセージが歌われます。
8月17日
入賞作のドキュメンタリー番組が放送され、被爆者やその支援に携わった人々の証言が新たに形作られます。
まとめ
『Pass The BATON』プロジェクトは、単に過去を振り返るだけでなく、未来を見据えた取り組みです。平和のメッセージが、世代を超えて受け継がれることを願って、私たちもその流れに参加していきたいと思います。これから迎える被爆80年を、皆で一緒に考え、感じる貴重な機会としましょう。詳細は
長崎国際テレビの公式サイトをご覧ください。