コープデリ連合会の情報共有基盤改善「Shopらん(R)」導入の意義とは
コープデリ生活協同組合連合会は、組織全体の業務効率とサービス向上を目指して、Cloudサービス「Shopらん」を導入した。この取り組みにより、同連合会が抱える複雑な情報の流れや管理の課題が解消されつつある。
組織の复杂性と情報共有の必要性
コープデリ連合会は、関東・信越地域の6つの生協が加盟する、日本で最大の地域生協の連合体である。主な事業は、宅配、店舗、福祉、保障、エネルギー供給と幅広い。これに伴い、2035年を見据えたビジョン2035が策定され、組合員や職員の満足度を高めることが重点テーマとされている。このビジョンの具体化には、円滑な情報共有が不可欠であった。
2017年から運用していた独自の情報共有ポータルは、情報の流れが錯綜しているために、職員が必要な情報を見つけづらい状況を生んでいた。特にメール、紙文書、ファイルサーバー、チャットツールなど多様な手段が混在し、受け身の情報伝達に終始していた。
Shopらん(R)導入の背景
このような課題を解決すべく、コープデリ連合会は全情報拠点をつなぐ新たな情報共有基盤の検討を始めた。そして、2026年3月2日から本格運用を開始する「Shopらん(R)」が選ばれた。選定理由に挙げられたのは、情報の分散や検索性の低さによる問題を解消できる点であった。
1.
情報管理の効率化
Shopらんでは各拠点や業務ごとに情報の公開先を柔軟に指定できるため、現場担当者は必要な情報だけを確認できる。これにより、検索性が大幅に向上し、情報の見逃しも減少する。
2.
モバイル対応
スマートフォンでの操作が容易となり、現場でも必要な情報を簡単に確認できる。この操作性の向上により、特に宅配事業においては業務が一層スムーズに運ぶようになる。
3.
店舗間のコミュニケーション活性化
売場ノートやコメント機能を通じて、各店舗の成功事例を共有しやすくなり、全体のコミュニケーションが深化する導線が整う。
期待される成果
Shopらんの導入により、情報の共有と業務連絡が一元化される。これがもたらすメリットは多岐にわたる。例えば、メールのやり取りが減ることで不審な送信元からの攻撃リスクも軽減。不安要素を取り除くことで、より安全な業務運営が可能になる。
職員にとっても、業務効率が向上すれば、働きやすさや業務の質が高まり、顧客である組合員の満足度向上にも繋がることが期待される。実際、コープデリの総務部の吉田氏は、この導入が組織全体の情報共有の形を変え、職員の仕事のしやすさに寄与すると語っている。
今後の展望とドリーム・アーツの役割
ドリーム・アーツはこの取り組みを“協創”の理念の下で進めており、現場力の強化や企業競争力の向上に向けたトータルソリューションを提供し続ける。また、Shopらんを通じて、多店舗オペレーション改革を支援し、未来の情報環境を整えていくことに力を入れている。全社的な業務改善が期待される中、今後の展開から目が離せない。
このように、コープデリ連合会のShopらん(R)導入は、多様性を重視した職場環境の実現を後押しし、新たな情報共有モデルとして注目を集めている。