新しい輸入調達の時代を迎える「輸快通快」
広島市にある株式会社オンザリンクスは、輸入調達特化型のサプライチェーン最適化プラットフォーム「輸快通快」を正式にリリースしました。この革新的なプラットフォームは、AIによる需要予測、数理最適化モデル、そして制約理論(TOC)を融合させたもので、企業が直面する複雑な「統合物流コスト」の問題解決を目指しています。
統合物流コストの見えない課題
輸入調達業界では、物流コストは一般的に「輸送費・保管費」として認識されています。しかし、その背後には決算書に表れない大きなコストが隠れています。この見えないコストの中で、実に38%(売上比6.3%)が企業の利益を圧迫していることが指摘されています。
60日以上のリードタイムや需要の変動、拠点の分散など、輸入調達には特有の複雑性があります。しかし、従来のERPやWMSはただの「記録」を行うにとどまり、意思決定の最適化までは達していませんでした。そこで、「輸快通快」の出番です。
AIと数理モデルによる革新
「輸快通快」は、ゴールドラット博士の制約理論(TOC)を物流領域に応用し、「予測は必ず外れる」という前提の下、外れても利益を守るための数理モデルを実装しています。このプラットフォームは、業界の中で新たな地平を切り開くことが期待されています。
三つの最適化エンジン
「輸快通快」は、マイクロエンジン設計で構成された三つの独立した最適化エンジンを提供し、既存のシステムとAPIで簡単に接続できます。このことで、企業は一度にすべてを入れ替える必要がなく、段階的に導入できます。これにより、企業は自社の状況に応じて柔軟に対応できるメリットを享受できます。
無料ROI簡易診断も提供
また、オンザリンクスは、Webサイト上で無料のROI簡易診断ツールを公開しました。このツールでは、売上、在庫、物流コストのデータを入力することで、削減できるポテンシャルと投資対効果を即座に可視化できるのです。これにより、企業は数字に基づいた具体的な判断が可能となります。
関西物流展2026での展開
さらに、オンザリンクスでは2026年4月10日(金)にインテックス大阪で開催される「関西物流展2026」に出展し、同社のセミナー「統合物流コストが利益を変える——AI×数理モデル×TOCで実現する輸入調達改革」が行われます。このセミナーでは、自律型AIがもたらす物流最適化システムの実演デモが披露される予定です。
開発の背景にある「数理最適化技術の民主化」
かつては大企業だけが享受していた数理最適化技術。多くの製造業や商社は長らく経験や勘に依存した属人的な発注を続けてきました。「輸快通快」は、そうした不均衡を打破するために開発されました。特に輸入調達に関わる複雑な問題は、従来の方法では対応できない範囲に達していましたが、数理モデルを用いることで、誰でも扱えるシステムを実現しました。
結論
「輸快通快」は、企業が抱える物流コストの問題に対し、革新的かつ実践的なアプローチを提供しています。このプラットフォームの導入により、企業は年間数億円規模の利益改善につなげることが期待できます。
詳細については、株式会社オンザリンクスの公式サイト(
https://www.onzalinx.co.jp/test/index.html)で確認できます。新たな輸入調達の未来が、広島から始まります。